前回
14日目(8月7日)
仙台に行くことにした。
したがって福島は爆速スルーしてしまった
仙台で友達と会う約束があったため寄り道せずにマジでまっすぐ走ろうとしていた。しかし、途中で凄く良い雰囲気の良い神社が視界に入ったので、得意の無頼Uターンで迷惑なUターンをかましたところ案の定転倒して一時道を塞ぐ。200パーセント自分が悪いにもかかわらず、軽トラに乗った兄ちゃんはハンサムフェイスで笑って待っていてくれた。
神社は折石神社といって、境内に続く階段と社が非常に趣があった。
そして、さらに爆走を続け仙台についた
全然予期していなかったが、この時仙台七夕まつりをやっていた。
友人は仙台名物牛タンを奢ってくれた。それがあまりにも美味すぎて、がっつき過ぎたところ目眩を起こす。というのも、基本的には薄皮つぶあんぱんを1つずつ大事に食べるような終わってる食生活なので、胃袋が突然の来客に大パニックになってしまったのだろう。幸せな目眩を感じた。久しぶりに友人に会えたことも嬉しかった。
15日目(8月8日)
この日は震災復興のシンボルである奇跡の一本松を見に行くことにした
その前に,日本三景の1つである松島を見にいった。
きれいだった(小学生の感想)
そしてグーグルマップを頼りに一本松を見にいったが、ルートが示す道が封鎖されていた。不審に思い調べたところ、
この日だけ近くで見えなかった。
長野のローメンの事件しかり、つくづくタイミングが悪いと思ったが、遠くからでも十分見えた。
この松をはじめとして、道中沿岸沿いを走っていた時に見た工事車両の復興の様子や真新しい道路を見て、改めて震災の現実性を知った。
震災当時、中学生だった私は、狭い市内の小さなテレビから見えるものが震災の全てだった。津波や発電所の火災の様子はまるでスクリーンに映し出された映画のようであった。実際、震災が起きても愛知にいた私は何の生活の変化もなく、ただ漠然とした同情心を手持ち無沙汰に思いながら、淡々と変わらぬ日々を過ごしていた。
しかし、実際にこの足で向かい、目で見ることでようやく実感できた気がする。いまさらではあるが、改めて被災地の復興を願う。
16日目(8月9日)
この日は旅史上最も過酷な日だった。
長くなりそうなのでこれは次回。