旅に出た Part7 帯広編

前回

 

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21日目(8月14日 )

 

昨日会ったおじさんと連泊することにした。

 

朝ごはんは帯広市に本店がある「六花亭」というお菓子屋さんで食べた。

 

そこは、賞味期限が3時間で有名なサクサクパイというものがあり、サクサクした食感がわずが3時間の間にしか食べられないという幻のスイーツがあった。

 

そこで、そのサクサクパイというものと、ほかのケーキも安かったので買いまくってしまった。 

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パンがなければケーキを食べればいいじゃない、と言ったものだが、さすがにこれにはマリーアントワネットの血圧もブッチリ。しかし、これだけ買っても1000円いかないのだから驚きである。しかもコーヒーは飲み放題。

 

そして、三国峠に行った。

 

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峠の上にはコーヒーにこだわりのカフェがあり、ホットコーヒーを自然の中で楽しんだ。


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1杯500円と中々の価格だが、こだわりを感じる味わいだった。

 

そして次に、然別湖に行った。

 

道中霧が深すぎて、怖すぎだったが、足湯に入ってスッキリできた。

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ここでは、足湯だけではなく、湖が見渡せる普通の温泉もあったが、ここはスルーをした。なぜならこの後、混浴露天風呂に行くつもりだったからだ。

 

私は、毎日やってるように周辺のゴミ拾いをした後、毎日やってる募金をして、そして毎日やってる川でおぼれているおばあちゃんの救出をした。

 

そして、おもむろに天を仰ぎ、お天道様をチラ見した。

 

頼むっ...!

 

 

高鳴る鼓動を抑えきれぬまま、山道を突き進んだ。

 

今回訪れるつもりの「鹿の湯」は、かなり山奥にあり、途中ダートコースも行かなければならない。普段ならダートコースは避けるのだが、今回は気にせず進んだ。なぜなら、私は混浴露天風呂が好きだからだ。

 

 

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(途中きつねに会った)

 

 

そして、到着した。かなりの山の中にあるものの、予想以上の車とバイクがあった。これは期待できる!と嬉々として、バイクを降りたらどうも足場が不安定だった。

 

 

前回ミラーが割れてしまった時も足場が不安定だったために横転してしまったのだ。

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したがって、足場を安定させる板のようなものが必要だった。木の板や鉄板を敷くのが一般的だが、私は持ち合わせがなかった。持ち物を探したところ1つだけ代わりになりそうなものがあった。

 

それは「ポケット般若心経」だった...

 

本を下敷きにするなど読書家としてすべきことではないし、しかもよりによって、それが般若心経となると仏様を冒涜する行為になりそうだった。

 

しかし、バイクも大事っ...!

また、倒れてミラーが折れたら嫌だっ...!

 

でもやっぱり、本を粗末にしてはいけないっ..!

仏様を冒涜すると、バチがあたって、裸が見え,災いがおきるかもしれない

 

 

 

 

しばしの葛藤があった。

 

 

 

そして、

 

 

 

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合掌をして下敷きにした。

 

すまん、一生この本を大事にするから、バチは与えないでくれっ...

 

一礼をした後、露天風呂に向かった。

 

 

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あっ!自然の中の豊かな風呂ですねー

湯温もちょうどよく、本当に来てよかったなー!!

 

コナンくん「あれれーおじさんなんで写真撮れてるのー?もし他に誰かいたら写真なんて撮れないよねー??」

 

 

 

 

そうです、誰もいませんでした。

 

 

普通に誰もいませんでした。

 

 

まあ普通混浴なんて来ないよなと思って、風呂から上がった。

 

タオルで拭き、パンツを履いた。

 

 

その瞬間っ!!

 

 

子どもを2人連れた、綺麗な女の人が降りてきたではないかっ!(実話)

 

私は葛藤した。

 

あちらからは私が風呂から上がったとは見えてないはずなので、これから風呂に入る体で入り直すか??

 

しかし、あまりにもタイミングが良すぎるっ!?!?

 

物陰から見てて、私が上がった瞬間にきたのか!?!?

 

そうだとしたら、ここで入り直すのはダサすぎる

 

私は諦め服を着た。

 

美ママは、ここにマッパで入ったんですか!?と聞いてきて、じゃあ私も入ろうーとぬかしやがった。

 

 

 

 

後2分っ...!!!

 

 

後2分っ、私に忍耐力さえあればこんなことにはならなかった。

 

 

偉大な成功者はみんなが辞めたくなってからのあと1秒の粘りで成功してきたのだろう。きっとビルゲイツだったら、誰も来ないと思ったあとでも、2分浸かり続けて、美ママの裸を拝んでいただろう。

 

悔しさを噛み締め、私も成長しようと誓った。

 

仏様に詫びを入れポケット般若心経をしまいながら、帰路に着いた。

 

夜はおじさんと合流してジンギスカンを食べた。

 

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22日目(8月15日)

 

帯広3日目、

そろそろ出ようとしたが、台風が来る予報だったので、屋根のある宿で待機することにした。

 

昨日のおじさんにお礼を言って別れて、別のライダーハウスに向かった。

 

ここで私はしばらく帯広にいるだろうと思い、

 

ジムに入会した

 

意味がわからないとおもうかもしれないが、これには一応理由がある。その大きな理由にシャワーが使い放題というのがある。これからの旅で全国各地のジムでシャワーを使えれば、普通に元が取れると思ったし、純粋に体を鍛えておかないと、休み明けの部活がきついと思った。

 

というわけで、帯広でちょっとした生活が始まってしまった。

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23日目(8月16日)

 

帯広4日目

 

この日は雨だった。

バイクには乗れないので、電車で遊びに行こうとしてたら、ルームメイトだったおじさんがレンタカーで遊ぶと聞いた。そこで、お願いして同行させてもらうことにした。

 

おじさんとのドライブデートは楽しかった。

 

我々はむかわ町というところを目指した。

 

むかわ町ししゃもで有名なのだが、このししゃもはただのししゃもじゃない。というよりも、我々が普段食べているししゃもは実はししゃもではないらしい。食べているのはししゃもの遠い親戚で,ほんもののししゃもは全体流通量の僅か10パーセントにすぎないそうだ。

 

というわけで、今回人生で初めてししゃもを食べた。

 

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ドライブデートしたおじさんは、いきなりお願いしたにも関わらず、非常に優しく迎えてくれた。

 

夜はジンギスカンをご馳走になった。

 

これで、帯広は終わり!4日も滞在したのか!!長かったなー!!

 

 

おじさん「あれ?君のヘルメットデカすぎじゃない??」

 

 

 

「あー確かに買った時からデカかったなーと思いました。」

 

 

 

おじさん「それ流石にやばいよ?普通に死ぬよ?」

 

 

「え、それは困る!」

 

 

 

おじさん「ヘルメットにはこだわったほうがいいよ。」

 

 

「はい、こだわります!」

 

 

 

おじさん「あと装備も舐めすぎだから、ジャケットとかも買ったほうがいい」

 

 

 

「はい、買います!」

 

 

 

そうして、ヘルメットやジャケットを買うことにし私だったが、流石にそんなに予算はなかった。すると、ライダーハウスのオーナーがバイトを斡旋してくれた。というわけで、短期間バイトをして、ヘルメットとジャケットを買うことにした

 

 

帯広編まだまだ続く。

 

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