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45日目(9月7日)
石川を出てまっすぐ京都に向かった。
京都と言えば、第2のホームタウンといっても過言ではないくらい慣れ親しんだ土地なので、到着した時には実家と同じような安心感を得た。ついに...長い旅が終わったと錯覚さえした。実際はようやく半分くらいなのだが。
この日は京都の友達と恒例の低俗鍋をした。
低俗鍋とは、見栄えや食べ合わせなどを考えず、入れたいものがあったらとにかく入れて煮込む鍋料理だ。ハングリーな僕らは早く食べたいので、包丁での調理は基本的に行わない。
ちなみにこれが前回の低俗鍋だ。
(ちくわが入れたい?切らずに入れればいいよ。蟹も食べたいって?切らずに入れればいいよ。)
そして今回は、えのきが食べたかったのでめちゃくちゃに入れた。
シメは、ラーメンが食べたかったのでラーメンを入れた。ついでにうどんも食べたかったのでうどんも入れた。蕎麦が仲間はずれになってしまうので、蕎麦も入れてあげた。
みんな仲良し低俗鍋。
46日目(9月8日)
京都2日目
この日はもともと神戸の友達に会いに行く用事があったのだが、彼が用事ですぐに海外に行かなければならないということだったので急遽京都に来て会ってくれることとなった。
会うまでの間にこの旅で始めてタイヤ交換をした。
タイヤ交換と言えば、なかなか苦労したものの1つだ。というのも、私のバイクの場合、タイヤのサイズがあまりメジャーではないため、基本的にはタイヤを取り寄せる必要があるのだが、取り寄せるためには直接来店して発注して、かつタイヤが届くまで数日待たなければならないのだ。これは全国を旅する身としては、圧倒的タイムロスになるので、できることなら直接来店する前に予め電話などで注文をしておきたい。
しかし、店側としても本当に来るか分からない奴のためにリスクのある入荷はしたくないのが本音だろう。電話予約を試みたが、かなりのショップに断られた。
そんな中、ライコランド京都店さんだけは私を信じて事前発注してくれた。さらに、後払いでも良いとのことだった。信じてくれたことに涙がほろり。
無事タイヤ交換をしてもらい、神戸の友達と会った。
短い時間しか会えなかったけど、久しぶりに会えて良かった。めちゃくちゃ忙しい中時間を作ってくれて、しかもわざわざ京都まで来てくれたことが嬉しかった。
その後、バイクのチェーンを調整してもらうためにバイク屋さんに行った。
店の店長は、気さくで優しくて、それでいて親身に相談に乗ってくれた。特に、店にとっては全然売り上げにならなそうなちっちゃいパーツをすごい真剣に探してくれたことに感動をした。京都店なのでリピーターになる可能性はないことも承知しているはずなのに、そういった打算的なことは考えず、パーツがなくて困ってる目の前の美少年(俺)を助けることを第一優先で考えてくれたことが嬉しかった。
今日は色んな人の優しさに触れられた1日だった。
47日目(9月9日)
京都3日目。
友達とダーツをして、焼肉に行って...と名古屋でやっているルーティンを京都でもした。しかし、そんな日常も旅の中では非日常になるのだ。久しぶりにリラックスした時間を過ごせて良かった。
しかし、いつまでもダラダラ長居はしてられない。明日は鳥取に向けて必ず出発してやる!絶対、何があっても出るぞ!!
48日目(9月10日)
京都4日目
体調を崩したので連泊した。
次回