旅に出た Part 17 宮崎・鹿児島・熊本・佐賀・長崎

 

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55日目(9月17日)

 

早朝大分を発ち、熊本県大観峰に行った。

 

 

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そこはwindows xpの壁紙のような雄大な綺麗な緑と青だった。

 

 

そして、爆走して、宮崎県の日向岬に行った。




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すごい良かった。

 

 

 

 

そして、青島神社に行った。

 



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いっぱい人がいた。

 

 

この日は本当に人が1人もいないような僻地でテントを張った。



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現在使われていないと思われる労働施設からは、謎のチャイムが突然鳴ったり、センサー付きのトイレの灯りが夜付くなど怖すぎナイトだった。おかげであまり寝れなかった。

 

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56日目(9月18日)

 

本土最南端の佐多岬(鹿児島)に行った。

 

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これにて最北端(宗谷岬)から、最南端まで来たことになった。ここからは北上して帰路につくだけだ。旅の終わりが具体的になってきて、グッときた。

 

 

その後,熊本県に入り趣しかない銭湯に行った。

 

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(銭湯内には誰もおらず,番台さんに許可を取りました)

 

そして,地元の人におすすめされた和・洋・中レストランに行った。

 


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実質ワンオペにもかかわらず,渋いマスターは和・洋・中の3刀流をこなしていた。チャーハンは素朴ながら,今までで一番美味しかったかもしれない。

 

 

57日目(9月19日)

 

私はそれほど下調べをしてから旅に行くタイプではないのだが,熊本県には珍しくどうしても行きたいポイントがあった。

 

 

それは,

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こちらの田迎サウナである。

 

一見,何の変哲もない地元のサウナに見えるが,ここの支払いシステムが特別なのだ。

 

 


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このように,完全セルフサービスなのだ。

 

 

 

 

お釣りの500円玉は取り放題という始末。
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さらにさらに,手持ちがどーしてもない場合は自己申告でツケ払いまでできてしまう。
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一体,どんな人生を送っていればここまで人を信じられるのだろうか。いや,あるいは自分が信じられていなすぎるだけか??人間は悪いと決めつける前に,もっと信じてみようかな。あ,でもこの前カード不正利用されてたわ。34万円使われてたらしいわ。やっぱ人間はカスですわ。

 

サウナは地下水の水風呂や気さくなおっさん達のおかげで,メチャクチャ楽しめた。

 

そして,佐賀県に着き奮発して佐賀牛を食べた。
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佐賀県の人がいたら悪く思わないで欲しいが、佐賀の交通システムやばいと思う。何がやばいって信号がアホ。これまで色々な県を運転してきたが、佐賀県の信号機が一番アホだった。大きな交差点の右折車線が死ぬほど混んでるなーと思ったら、矢印信号が3秒しかなかった。これ本当に誇張してたわけではなく、矢印信号で合法的に右折できる瞬間が3秒しかなかったのだ。したがって、まともに曲がろうとすると2、3台しか曲がれない。その他にもなんだこんなとこに信号あんねん!と思いきや複雑すぎる交差点などイライラしすぎて気分がサガった。

 

 

58日目(9月20日

 

そんなクソ交通網を何とか抜けて佐賀県の北部に位置する呼子イカを食べることにした。リサーチしてみると,海の中で食べられるというレストランがあるということなので,2時間かけて呼子まで行った。

 

 

 

 

 

すると,台風接近の関係で,イカが食べられないとのことだった。また気分がサガった。

 

 

 

 

何のためにここまで来たんだと悲しかったが,仕方がないので,イカは諦めて,長崎県の最西端を目指すことにした。

 

この日は午後から強い雨の予報だったので,なるべく早く最西端に行って,佐世保市にある宿に行きたかった。

 

呼子から爆速で最西端を目指していたところ,急にエンジンが止まってしまった。

 

 

 

 

故障である。

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この旅で初めてバイクの故障だった。思えばここまで,とんでもないペースで走らせてしまっていた。逆にここまで何もなかったことの方が奇跡かもしれない。

 

 

 

とりあえず、レッカー車を呼んで修理してもらうことにした。

 

 

 

修理してもらっている間,バイク屋さんおススメの佐世保バーガーを食べた。

 

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佐世保バーガーって佐世保市で食べるハンバーガーのことなんだなぁ。おいしかったけど。

 

 

 

そしてバイク屋さんに戻ると,何やら渋い顔をしていた。

 

 

 

どうやら,故障の原因が分からないそうだ。なんとかエンジンは付くものの,故障の原因が分からないため,次いつ止まるか分からないため,危険と言われた。

 

 

 

それは旅の終わりを意味した。

 

 

バイクは船で輸送して,自分は単身で名古屋に帰ることになってしまった。

 

 

 

あまりにも突然のことであまり理解が追い付かなかった。これから,佐世保の宿に行って,福岡,中国地方を1週間かけて帰るつもりだったのに,今日飛行機ですぐに帰ることになったのだ。

 

 

旅はあまりにも唐突にあっけなく終わってしまった。

人生はよく旅に例えられるが,思い通りにいかないのが旅であり,人生なのか。

 

 

 

長崎から名古屋の700kmの道を僅か1時間で帰れてしまって,すごく複雑な気持ちになった。これまでの旅は一日頑張っても300km程度だったのだ。自分のこれまでの旅は何だったのだろうとさえ思ってしまった。期せずして地元に帰ってしまい,まだ現実味を帯びていない。

 

 

黙々と頑張ってくれたバイクへの感謝と同時に,日本1周も目前に挫折という不完全さも感じる。バイクが帰ってきたら,あらためて旅のまとめをしたいと思う。それまでは,家で勉強とかモンスターハンターとかやるつもりだ。