サウナと心理テスト

Kwai River Bridge - History and Facts | History Hit

FBIでも採用されている「渡し舟の心理テスト」をご存知だろうか?以下の物語に登場する人物から共感できる順に選ぶとあなたの「人生で大切にしている価値観」が分かるというものである。

 

A男とA女は、橋でつながっている場所にそれぞれ住んでいるカップルである。ある時、橋が破壊され、二人は離れ離れになってしまう。A女はA男に会いに行くために船を持っているB男に船を出してくれと頼む。B男は船を出すと自身の身も危険にさらされるので高額な手数料を要求する。A女はそのような金額を払えないため、もうひとり船を持っているC男に頼む。C男は一発ヤらせてくれたらOKという条件を出し、A女は考えた末、どうしてもA男に会いたいためC男の要求を飲み、A男に会いに行く。A男はその経緯を知り、大激怒。結局別れることになるのだが、その様子を遠くから見てシコっていたD男が「どしたん話きこか?」とニヤケ顔で近づいた結果、A女はD男と結ばれた。

以上の話で

A男、A女、B男(金)、C男(ヤリチン)、D男(たぶん黒髪マッシュのカス)

のうち好きな順(好感が持てる順)にならべると、以下の人物に対応する価値観があなたの人生で大切にしている価値観の順番になるという

 

A男=道徳、モラル

A女=愛情

B男=金

C男=性欲

D男=家族、家庭

 

自分はA男が一番好感が高く、ダントツでD男が下なので、人生においてモラルを重要と考え、家族は重要ではないらしい。D男が嫌いすぎるのでちょっと文章に偏りが出てしまったかもしれないので公平にやりたい人は原文を読んでいただきたい。

 

さて、上記の心理テストの整合性はいったん置いておくとして、先日サウナで起きた事象がこのテストに近いと思ったので、紹介したい。

 

今からお話するサウナの話において最も悪いと思うのは誰だと思いますか?

 

サウナといえば、「サウナで体を温め、水風呂で冷やし、外気浴で整える」というサイクルがある。したがってサウナから出たら、なるべく早く水風呂に入りたいと思うのが人情だが、このサウナはそうはいかなかった。というのも、サウナに入るためには店が貸し出しているサウナマットを使用しないと行けないのだが、その置き場所が以下のようにサウナと水風呂から少し離れているのだ。

 

本来なら以下のように、サウナを出たらサウナマットを返しに行き、その後また歩いて戻り水風呂に入り、外気浴に入るという導線になるのだが、

 

「歩く間に体が冷えちまうだろうが!」という一部の我慢できない人たちがサウナマットを返さずに持ったまま水風呂に行くようになった。

サウナマットを持ったまま水風呂に行ってすぐに返せばいいのだが、そのまま外気浴に行ってチル(下手すると寝落ち)してしまうジジイが多くいるので、サウナマットが置き場から枯渇してしまう問題が発生。すると、サウナにはまだ人が入れるのに、サウナマットがないため入場ができない事態となったのだ。

 

この問題はGoogleマップのレビューにも書かれていた。つまり店側もこのことを把握しているのだ。店側はサウナ内に「サウナマットは元に戻してください」という張り紙を設置するという対策をしているが、それほど効果があるように思えない。また滞在中何度か店員が通ったが、サウナマットを返さない人に注意しているようにも見受けられなかった。

 

慢性的にサウナマットが枯渇していると、「律儀に返すと次入りたいときにサウナマットがないと困る」と思う人が現れる。彼らのポイントとしては、いち早く水風呂に入りたいからサウナマットを返さないのではなく、他の人に取られたくないから返さないという点だ。つまり、返そうと思えば返せるけど、自分だけは損をしたくないっ・・・!自分だけがかわいいと思っている、おそらく黒髪マッシュの奴らなのだ。

 

 

さて、この場合

①店

②水風呂にすぐ入りたいから返さない人

③取られたくないから返さない人(黒髪マッシュで口癖は「クセつよw」)

 

誰が一番悪いでしょうか・・・??

 

という問題だ。

ちなみに自分の場合は悪い順に以下。

 

③取られたくないから返さない人(黒髪マッシュで4人以上の旅行しかいかない)

①店

②水風呂にすぐ入りたいから返さない人

 

この手作り心理テストは「あなたが世の中(人間)の悪いと思うもの」がわかるテストと考えている。ちなみにそれぞれ以下のように対応している。

 

①店=システム

②水風呂ニキ=本能

③取られたくないニキ=理性

 

何か事件が起きたとき(例えばTiktokでバズりたいのでスシローの醤油をペロペロした人がいたとする。)この事件の何が一番悪いかを考えたとき

 

「①店=システム」を選んだ人は、店に誰でもなめれる醤油が置いてあることが悪いと思ったり、そのような動画を誰でもあげられるTiktokというプラットフォームが悪いと思ったりするタイプ。

 

「②水風呂ニキ=本能」を選んだ人は、この当事者の後先考えていない人間性が悪いと思っている。③とは違い「理性がない=バカ」なのが悪いと思っているタイプ。

 

「③取られたくないニキ=理性」を選んだ人は、何をしてでもバズろうとするスケベ心が悪いと思っている。②とは違い人間の理性から来るスケベ心が悪いと思うタイプ。

 

いかがだろうか?自分で作ったものだがなかなか的を射てると思う。自分はめちゃくちゃブスであったり、すごい変わっている人(=②本能)がいてもなんとも思わないが、前髪で醜態を隠しつつ、世間的には人気の髪型にしてことなきを得ようとしたり、自分から面白いことは言えないし、気の利いたツッコミも出せないから「クセつよw」と使いやすい記号を使って、なんとかコミニティに生き残り続けようとしたりする人(=③黒髪マッシュ)には特大の唾を吐きつけたいと思ってしまう。

 

しかし最近はバズりたいとか、なんとか生き残りたいと思うスケベ心もHIPHOPだぜ、と言える人間になりたいと思うようになった。思えば今までの自分のブログはこういった人たちをチクチクとねちっこくなぶる文章を書き続けていた。こういうのをやめようと思っていたらいつの間にか半年ぶりにカキコ...ども..状態になってしまっていた。そして、特に熱中したり面白いと思うこともなく淡々と毎日を送るサラリーマンになり、髪型も気がつけば黒髪マッシュになっていたのだ(ガチ)。

 

そのくせ職場では半端にボケるので、ちょっと煙たがられ、そして、それを気にしているクソダサマッシュになっている。それなら、いっそちょっと変わった先輩を「クセつよいですねw」と安全地帯からいじって、普段全然サッカー見ないけど、ワールドカップは熱量もって応援できるマッシュに徹してしまったほうが楽になれるのだろうか。きっと黒髪マッシュとは、諦念の極地なのだ。