【note】【ナンセンスダンス】投稿しました。

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最近は就活をするかモノマネの練習をするかで一日が終わります。最近一番自信があるのが

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ここにでてくる

SOMEBODY TOUCHA MY SPAGHET!!」です。

 

喉が焼けるまで発声練習をして,声を遠くまで届かせるため肉離れになるまで筋トレして,ついに満足いくレベルまで持ってこれました。本当に他の追随を許さないほど,上手だと思います。

 

しかし残念ながら,これを披露することはありませんでした。

 

憎きコロナのせいです。

 

コロナさえなければ今頃,テレビにラジオに引っ張りダコだったことでしょう。

 

しかし,その機会が奪われた今,シコシコと就活をするしかありません。とりあえず就職するけど,いつの日か,全国のお茶の間で披露出来たらいいなぁ・・・

 

 

SOMEBODY TOUCHA MY SPAGHET!!

 

 

 

ダチョウに乗るためにベトナムに行った話

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プロローグ

照りつける日差しの中,見たことのないブランドの自転車を漕ぐ。

 

漕ぐたびに自転車はギィギィと大きな音を軋ませるが,それを咎める人はいない。というか,周りに人間がいない。

 

私たちは誰もいない空間をひたすらに進んだ。ダチョウに乗るために・・・

 

零日目

私は高校の友達二人と旅行に行くのが好きだ。これまで,和歌山では罰ゲームを街中でやる罰ゲームゲームを,福井県ではお互いをコーディネートし合う,クソダサ古着グランプリを行った。

 

 

yaitaonigiri.hatenablog.com

 

yaitaonigiri.hatenablog.com

 

そして,今回ついに,舞台を海外に移すことにした。行き先は恒例のダーツで決めようとしたが,さすがに海外となると,治安や金銭的にどこでも良いという訳にはいかなかった。そこで,現実的に行ける国をピックアップして,そこからルーレットで決めることにした。そして,ルーレットの結果,ベトナムに行くことになった。

 

行き先が決まったところでまず実行したのは,ベトナムの観光地を調べること・・・ではなく,ベトナムのディープな情報を集めることだった。無難な旅行をしたくないという思いは国内でも海外でも変わらないのである。現地に駐在している人のブログを漁っていると,あるフレーズに目が止まった。

 

 

ダチョウに乗れる公園

 

 

ダチョウに乗ったことは勿論なかったし,これからもきっとないと思われた。私の友人で異性から人気の高い怒助兵衛珍宝丸(どすけべえちんぽこまる)くんも「ダチョウに乗ると一皮むけるよ」と言っていたので,乗ってみる価値は十分あると考えられた。そこで,ベトナム旅行のメイン目的をダチョウライドとして,我々は三泊四日のベトナムの旅へ飛び立った。

 

 

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飛行機の語学学習ゲームの画像。ここまで怒るのも無理はない。

 一日目

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格安航空で行ったため,ベトナムには夜到着した。

 

東南アジアなだけあって非常に蒸し暑かったが,異国に来たという高揚感であまり気にならなかった。せっかくなので,初日くらいはベトナムらしい料理を食べることにした。私は沢木耕太郎氏の「深夜特急」を愛読しているので,作中のように玄人感あふれる店に行きたかった。そこで,メインストリートから一本外れた薄暗い路地にある大衆食堂に行くことにした。観光客向けではないので,メニューには英語はおろか,写真も無かった。フォーが食べたかったので「フォー!フォー!」とハードゲイばりに連呼しても全く通じなかった(実際にはファ~みたいに発音するらしい)。異国の若者が「フォー!フォー!」と奇声を上げる姿に心を打たれたのであろう,店員さんがゾロゾロと全員出てきてくれた。そして,彼らの長い話し合いの末,何とかこちらの意図が伝わったようだ。

 

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魂のオーダーで勝ち取ったフォー

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謎の煮物もなぜか来てしまった。

 

言葉が通じないながらも何とか理解してくれようと努めてくれた姿勢が嬉しかった。このフォーは彼らの優しさでいっぱいの人生最高の一杯になるだろうと思った。一口すすれば,芳醇な香りが口の中に広がり,思わず感嘆の声がこぼれた。「あぁ・・・俺,パクチー無理だったわ・・」と。思い出の一杯は全て友達にあげて,帰りに大好きなバーガーキングに寄った。

 

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ナゲットが安かったので40個買った。

二日目

メインのダチョウは三日目に取っておくことにして,この日は世界一奇妙なテーマパークとして名高い,スイティエン公園に行った。ここは,仏教のテーマ―パークとして有名で,仏像のプールから,画質の悪いヴォルデ●ートが目印のハ●ーポッターのアトラクション(おそらく無許可)の何でもありの楽園だった。

 

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こういうのがいっぱいある場所

 

 

特に強烈だったのが,Dのインフレだ。

 

ここで言うDとは3Dメガネや,4映画でいうDのことであり,この園内には,5D,6Dのアトラクションは当たり前で,驚異の8Dシアターまであった。

 

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ラーメンハンバーグカレー定食のようなオールスター感

 

壁面にはハ●クやス●イダーマンなど世界的大人気キャラクター(おそらく無許可)があり,面白そうな予感が満載だ。一体どんな面白い映像体験ができるのだろうとワクワクしながら入った。

 

室内に入ると,携帯をいじっていた係員がびっくりした顔で立ち上がった。どうやら我々が今日初めてのお客さんのようで,慌てて電源を入れて準備をし始めた。余談だが,私が出会ったベトナムの人はメチャクチャ働き者かメチャクチャサボる人の二極化が激しかった。恐らく社会主義国家だから一生懸命やってもやらなくても給料が変わらないと思っていることが要因なのだろうか。実際のところ聞いていないので分からないが,とにかく,この8Dガイは憎めないニコニコ顔で3Dメガネを渡し,案内してくれた。

 

中は,椅子が中央に置かれ,それを360°スクリーンが囲むような形式だった。なるほど,これが8Dかとワクワクして待った。しばらくしても他の客は来ず,観客は我々だけであった。係員は「はじめるぞ」のような言葉を言って消灯した。さぁ,どんなヒーロー達が出てくるのだろうか!

 

期待を込めた眼差しの先に映ったのはどこかの廃墟のようであった。FPSのような主観映像で,廃墟の中を進んでいった。

 

映像はPlaystaion2くらいの中画質で,おどろおどろしい音楽が流れていた。階段を昇る映像に合わせて椅子が上下に動いた。なるほど,とりあえずこれで4Dか。

 

そして階段を昇り切った先には血まみれの女が立っていた。そして突如,画面いっぱいに女のマジキチスマイルが現れたと思ったら,360°スクリーンいっぱいにハサミが現れ,首を斬られた。これで5Dかな。

 

首を斬られ一気に階段から落ちるような演出があり,それに合わせて風がどこからともなく吹いた。これで6D

 

落ちた先には巨大ムカデやクモ,ゴキブリがうようよしており虫の鳴き声に合わせて水(本当に臭い)が噴き出た。これで7D

 

しばらく360°いっぱいの虫を見せられた後,先ほどの血まみれ女が再び現れて・・エンド。

 

なんだこれ。

 

楽しそうな外観からは想像もつかないような,下品なグロ・ホラーだった。しかも,どう好意的に解釈しても7Dまでしかない。騙された(Damasareta)ということで,8Dか。

 

他のアトラクションもいたるところが杜撰ではあったが,その適当さが逆に面白かった。

 

三日目

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ついにメイン目的となる,ダチョウライドの日だ。ダチョウに乗れるのは,マンゴー公園という国立公園だった。場所はかなり郊外の大きな道沿いにあり,タクシーで来たは良いものの,帰りのタクシーは到底捕まらないような場所であった。帰りの不安を抱えながら,とりあえず送ってくれたタクシーの運転手にお金を払おうとすると,運転手が受け取ろうとしなかった。紙に書いて何やら説明してくれたのを考察するに,どうやら倍の値段を払えば帰りも送ってくれるとのことだった。周りは本当に何もないようなところだったので,これはありがたい申し出だった。運転手は時計を指さし,3時間後というジェスチャーをして,携帯電話の番号を渡してくれた。

 

帰りの心配も払拭されたことで,安心感が湧き出てきた。しかし同時に,運転手が迎えにくるまでの3時間しか遊べないというのは少し残念だった。少々短すぎる気もしたが背に腹は変えられまい。

 

 

しかし,5分後,この心配は杞憂に終わることに気が付く。

 

 

 

人が全くいないのだ。

 

 

 

それは客は勿論,働いている人も受付の人以外,ほとんどいなかったのだ。事前情報で聞いていたプールやワニ釣りも軒並み閉鎖,途中の売店もほとんど閉まっていた。ここにきて焦りが生まれてきた。この調子では最終目的であるダチョウライドも閉まっているのではないだろうか。無駄に広い園内をヨタヨタと進み,ダチョウを探した。

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人はいない

 

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文明はない

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クマはいた

 

すると,入園依頼,久しぶりに人を見つけた。そこは園内を移動するための自転車をレンタルする店のようであった。あまりにも広いので自転車で探索することにした。照りつける日差しの中,見たことのないブランドの自転車を漕ぐ。漕ぐたびに自転車はギィギィと大きな音を軋ませるが,それを咎める人はいない。というか,周りに人間がいない。私たちは誰もいない空間をひたすらに進んだ。ダチョウを求めて・・・

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クソボロ自転車を破格で貸してくれた。

 

そして,ついにダチョウが生息する小屋を発見した。因みに,ここまですれ違ったのは,自転車屋のおっちゃん(人間)とポニー2匹だけである。当然,ダチョウ小屋にも人の姿は見えなかった。入園してから半ば予想していたことではあったが,やはりショックであった。仕方がないので,諦めて自転車を返しに行こうとすると,運よくダチョウ小屋の近くに営業中の売店を見つけた。売店では,若いお姉ちゃんが楽しそうに携帯でおしゃべりをしてサボっていた。私は藁にもすがる気持ちでお姉ちゃんに助けを求めた。

 

「あのダチョウに乗りたい」という旨を伝えると,首を振られ,グーグル翻訳で「あれは閉まっている」というメッセージを送られた。

 

しかし,ここまで来て引き下がれない。怒助兵衛珍宝丸(どすけべえちんぽこまる)くんの「ダチョウに乗ると一皮むけるよ」というアドバイスを必ず実現させねばならないのだ。得意の粘りプレイをし,「日本からはるばる来た」「昨日は眠れなかった」「君が大好きだ」とまくし立てた結果,少しだるそうに携帯で連絡を取ってくれた。しばらくすると,原付に乗ったおじさんがメチャクチャだるそうに来てくれた。やった,ついに怒助兵衛珍宝丸(どすけべえちんぽこまる)くんの教えが叶うのだ!

 

 

原付おじさんはだるそうにダチョウの乗り方をレクチャーしてくれた。ダチョウは羽を持つこと(襲われるから),首にはさわらないこと(襲われるから),万が一落ちても逃げないこと(襲われるから)・・など

 

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ダ,ダチョウだぁ

恐る恐る乗ってみると,生物の温かさを直に感じた。乗り心地自体はそれほど悪くなかった。注意しなけらばいけないのは,ダチョウの猛ダッシュ時はビビらずしっかり掴まること(落ちて襲われるから),そして,ダチョウの首は180°回るので,後ろを向かれて突っつかれてもビビらず掴まること(落ちて襲われるから)であった。今思えばかなり危ない動物だった。襲われた時の保険などが厄介だったから原付おじさんは渋ってたのだろうか。いずれにせよ,原付で駆けつけてくれたのはありがたかった。

 

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はしゃぐ私と見守る原付おじさん

 

実際に乗れたのは一瞬であったが,夢が叶い嬉しかった。異国の地で交渉をし,未知の体験をする。この経験は,まさにダチョウに乗ると一皮むけるよという彼の教え通りで,困難を経て人として成長できた気がする。原付おじさんと売店のお姉ちゃんにお礼を言い帰ることにした。

 

しかし,その時点では,迎えに来てもらうはずの3時間後の時間までだいぶ時間があった。とは言うものの,これ以上無の空間でやることは無かった。仕方がないので,受付の人に電話を借りてタクシーの運ちゃんに迎えに来てもらうことにした。長い道のりを戻ると,なんとタクシーの運転手さんは入り口に車をベタ付けする迷惑駐車をして我々を待っていてくれたのだ。周りには時間を潰せるようなところは全くなかったはずなので,我々を送ってからずっとここで迷惑駐車をして待っていてくれたのであろう。涙がほろり。運ちゃんは約束の時間より早く帰ってきた我々を見ても特に驚く様子はなく,「ダチョウに乗ったんだ」と言っても,前を見たまま「ナイス」と言っただけだった。クールな印象だが,健気に何もない空間で待っていてくれたことが嬉しかった。「ありがとう」と心の中でつぶやくと,照れくさそうに窓を開けて,顔を背けた。やっぱり言葉は通じずとも思いは通じるんだなと思った。感慨にふけっていると,運転席だけでなく,すべての窓が開いていることに気が付いた。ダチョウ臭いから窓を開けただけだったようだ。

 

エピローグ

3日間だけだったが,ベトナムの色々な面を見れたと思う。特に人に関して言うならば,ベトナムの人は仕事を積極的にサボるような適当な部分も多かったが,それ以上に素朴な優しさを感じることができた。フォー屋さんの店員さんたち,原付おじさん,タクシーの運ちゃん・・・出会う人すべてにドラマがあり,彼らの優しさに触れられたのはとても良い経験だった。また,最大の目的であるダチョウライドによって人間として一皮むけたようだ。

 

因みに,ダチョウに乗った後のズボンは臭すぎたので,ズボンは捨てた。Tシャツも,靴も捨てた。物理的にも一皮むけたようだ。

 

 

 

 

 

七つの大便

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人間とは不思議な生き物である。高度な知能や技術を持ちながらも,究極的には動物的な判断に頼らざるを得ない。主に生存本能に起因するものが多いと思われ,例えば自分に危害を加える可能性がある対象から本能で逃げ出すというものがる。シマウマがライオンを一目見た時に「こいつには勝てない」と思い,逃げ出すように・・・

 

私は京都のイオンにいた。そのイオンの1階では地元の園児が描いた絵の展覧会が催されていた。どれものびのびと描かれており,まるで彼らの自由な気持ちを代弁するような絵ばかりで,楽しみながら観覧をしていた。すると,6歳くらいの元気な男の子と晴れやかな服装に身を包んだ母親(馬場ふみかに似てた)が入ってきた。男の子くらいの年から見ると園児の絵はひどく幼稚に見えたのであろう。「え?これは『絵』なん?ww」と煽りながら見ているようだった。とても6歳児とは思えない煽りスキルと皮肉である。その後次々と絵を指さし,「これも,これも,これも『絵』なん?ww」と煽りのパレードをし,母親はやや呆れた様子であった。そして,そのパレードの終着地点,つまり展覧会の終わりまでその煽りを続けた後,「これも『絵』なん?ww」と示した先には園児の集合写真があった。キッズが「まるで写真みたいやな」と言った時,私は思わず逃げ出してしまった。そう,「こいつには勝てない」と思ったのだ。

 

走りながら私は必死に祈った。「神様,私の汚らわしきダークソウルを浄化してください!」と。私は,愛知で生まれ育ち,持ち前のキラリと光るスキルでオモシロ人間として活躍してきたつもりであった。しかし,それは所詮,愛知というとてもとても狭い井の中でのことであり,お笑いの本場関西では,6歳児にすら勝てなかったのである。6歳児があのレベルの皮肉センスと「オチ」まで用意できたにも関わらず,私はと言えば,22歳になった今でも「うんこ」か「うんち」が最大のオモシロシグナルとして機能しているような分別もつかぬ青いガキなのだ。

 

私は逃げた。とにかく逃げた。なぜ逃げているのか?もうこれは理屈ではない。本能なのだ。6歳児の圧倒的センスはまるで水戸黄門の印籠のように有無を言わさぬ力があり,私は思わず逃げ出してしまったのだ。無我夢中で走り続け,息も絶え絶えに京都駅に着いた。上がり切った息を整えながら,名古屋までの運賃を支払い切符を買った。新幹線のホームに立つ頃には,汗も引き始めてきた。そして,同時に思わず逃げ出してしまった自分を恥ずかしく思った。せめて帰る前に自分と言うオモシロ人間を京都という土地に刻み込みたかった。私は脳をフル回転し,自身が持てる最大限のオモシロワードをひねり出してつぶやいた。「うんち!」。

 

ーーーー(この記事には「」内のうんこ(うんち)を除き,7つの「うんこ(うんち)」に関するワードがあるぞ!キミは全部見つけられるか??)------

 

 

 

ジジイの謎 〜A question of JiJi〜

「うどんかそば!」

 

綺麗な装飾が施されたドアを開けるやいなや,初老の男性が注文を告げた。海辺のカフェで優雅なコーヒーを楽しんでいた我々も,お洒落なエプロンに身を包んだ店員もあっけに取られるばかりであった。そう,ここは,どこまでも藍い太平洋を臨む、泣く子も黙るお洒落カフェなのだ。そんなカフェでメニューも見ずにジジイは「うどんかそば」を求めたが,当然お洒落カフェにはうどんもそばも無かった。店員は戸惑いながらもギリギリ存在した焼きそばを勧め,事なきを得ようとした。ジジイは激高することも落胆することもなく,勧められるがままに焼きそばを注文していたが,その様子を見て,私はこれまでのジジイの生活スタイルについて思いを馳せざるを得なかった。きっとこのジジイは,これまで場所や時期に合わせて自分を調整するのではなく,今回のように周りの環境を変えさせて生活してきたのだろう。かつて仮面ライダーカブトという作品で主人公天道総司は,「世界は自分を中心に回っていると考えたほうが楽しい」と言っていたが,間違いなくそのジジイは自分を中心とした超高速スピンをしていただろう。そう思った刹那,突然視界がぐらついた。高速で回る強烈な渦に巻き込まれたように・・・濁流の中でジジイを見ると,ジジイは軽やかにジャズが流れる店内で,爆音で演歌を再生しだしたのだ。

 

ジャズと演歌という、奇妙なコントラストはまるでオムライスの上に赤貝を載せたような居心地の悪さを醸し出し、店内の我々は押し黙った。ここで、読者諸君の中には「ハイハイ、よくあるクレイジージジイシリーズだろ」と思われた方もいるかもしれない。確かに、携帯ラジオを片手にストリートスタイルで演歌を垂れ流していたら、私もどこの駅にも1人はいる少し変わったジジイ程度にしか思わなかっただろう。しかし、今回はある不可解な謎があったので、普通の変わり者ジジイではないと考えられる。

 

 

それは、ジジイがスマートフォンで演歌を垂れ流していたことである。

 

 

仮に携帯ラジオで演歌を垂れ流していたとしたら、そのジジイはイヤホンやヘッドホンという存在を知らず、音楽は垂れ流すものという認識しかなかったと結論づけられるかもしれない。しかし、スマートフォンとなると話は別である。なぜなら、スマートフォンから演歌を流すためには、

 

1.CDからインポートする

2.YouTubeや有線放送から演歌を流す

 

の2通り以外ほぼ考えられないからだ。そうなると謎は、それほどのインターネットリテラシーをもつ人物が果たしてイヤホンを知らないのか、ということである。理論上は可能かもしれないが、現実的な話ではない。それはまるで、パチンコ屋の隣にたまたま玉を換金したがる業者ができたくらい不自然なのである。

 

では、イヤホンを知っていると考えられるのになぜ、ジジイは演歌を垂れ流したのか。

 

私は深く頭を悩ませた。何かの暗号メッセージか?洗脳された我々から目を覚まさせるために奮闘しているのか?それとも....?

 

ただの変わり者ジジイではないことは確かだが、どうしても答えは見つけられなかった。悶々と頭を悩ませていると、ジジイはおもむろに立ち上がりトイレに向かった。その店は男子トイレと女子トイレの扉が横並びになっている仕様で、それぞれの扉にはフェミニストが批判しそうなほどわかりやすい男女のピクトグラムと「男性」、「女性」という文字まであった。ジジイは女子トイレの前に立ち、指差して確認をした後「ヨシッ」と言って女子トイレに入っていった。

 

ただの変わり者スケベカスジジイだった。

おしりをやけどした話

❇︎タイトルは下品ですが、下ネタはないので安心して読んでください。お子さんの前で朗読もできます。

 

 

私は幸運なことに(こううんって逆から読んだら「うんこ」っぽいよね!)これまで入院を伴うような大きな怪我や病気をしたことがない。しかし、火傷の回数だけは他の人よりも多い印象がある。

 

例えば、記憶の中で最も古い火傷に背中全焼事件がある。6歳くらいの冬、お風呂が上がった私は寒い寒いと言いながら全裸でストーブの前まで走った。(全裸(ぜんら)とはおちんちん丸出しの状態のことである)

 

極寒の脱衣所を抜け,ストーブの暖かさに安心した私は、そのままストーブに背中を....

 

これが私の火傷人生の始まりである。ここから,やかん顔面強打事件,ノールック油ダイブ事件,多部未華子ガン見事件など,特筆するほどではない火傷事件を連発してきた。そんな中で特別な存在となったのが今回のおしりやけど事件である。

 

そもそもおしりという部位は,変態以外は常に遮蔽しているため,その部分だけが火傷するという状況考えにくい。しかし,私のおしりは確かに,ズップリと焼けたのである。以下に詳しい経緯を記す。

 

お尻を火傷したのは,2年前のことであった。当時一人暮らしをしていた私はガス代が高額であることに憤りを感じていた。そこで,ガスを一切使わないという暴挙に出た。具体的には,シャワーのお湯の代わりに水シャワーで耐えることにしたのである。

 

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実際この試み自体は成功した(上記画像参照)のだが,水シャワーを達成するには少しテクニックが必要だった。それは,冷たいシャワーを浴びる前に限界まで体を火照らす(それはまるで欲望の獣と化した三十路女の肌のように)ことである。私はランニングをして体を温めてから,水シャワーを浴びるという方略をとった。こうすると,水シャワーは浴びることができるが,体温が急激に下がるため自律神経がバグるという代償があった。これにより,シャワーの後,なぜか汗が出るほど暑さを感じてしまうのである。しかし,背(おしりがついている方の面)に腹(おしりがついていない方の面)は変えられないので,私はこの方略を続けた。

 

その日,いつものように水シャワーを浴び,自律神経がバグった状態で料理をしていた。いかんせん自律神経がバグっているので,シャワーの後はしばらく全裸(全裸(ぜんら)とはおちんちんが丸出しの状態である)で調理をしていた。ちなみに,普段は全然全裸ではないのでそこだけは念頭に置いていただきたい。

 

炊き上がった米を冷ますためにジャーから取り出し,野菜を切り終わった後,揚げ物をすることにした。ここで,私のIQが覚醒した。

 

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私は至極賢明であった。このまま全裸(全裸(ぜんら)とはおちんちんが丸出しの状態である)で調理をするとはねた油がおしりとかに当たって火傷してしまうかもしれないと思ったのである。

 

そこで,私はおしりとかを火傷しないために服を着ることにした。キッチンに背(おしりがついている方の面)を向け,床に落ちている服を拾い上げようと屈んだ。

 

その刹那、おしりにとんでもない熱さを感じた。

 

なにが起きたのだっ・・・!?!私はIQを覚醒させ,ここまでの出来事を一瞬で振り返った。

 

 

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!!!!!

 

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そう,お米を冷まそうと,アッツアッツの米窯を置いていたことが仇となってしまったのだ。プリーズという願いも虚しく,プリンみたいにプリプリでプリティーなお尻は米窯にプリっと接着し,火傷してしまったのである。いつだって危険は音もなく静かに忍び寄るのだ,さながらプリウスのように。

 

これが今回の事件の臀部(でんぶ)いや,全部である。このようなケツ末に至ってしまったのは,私の落ち着きのない性格が原因かもしれない。常に尻に火が付いたように慌ただしく動き回っているせいで,リスク管理も疎かになってしまったのだ。昨日よりも今日,明日(ass)よりも今日。常に目の前の瞬間に集中することが,こういった悲惨な事故を未然に防ぐことにつながるのだ。こういった人生の教訓はアレクサもSiriも教えてくれない。自らの経験でしかシリようがないのだ。

【ナンセンスダンスに投稿しました】漫画「I's」を国定教科書にしろ



 

ナンセンスダンスに投稿しました。英語版はこちら。

 

 

くどいようですが、私は本作に登場する泉ちゃんに恋をしてしまいました。これは全くの冗談ではございません。きっとこれを聞くと、「返報の見込みがない対象に恋心を抱くとは愚かなり」としたり顔で述べる輩が現れるでしょうが、それは全くもって非合理的な理論というほかない。そもそも返報の見込みがないことを否定することは、すなわち、返報可能性があるものしか信じない、ということを意味します。これはつまり、目の前にあるものが全てというような唯物論的な極論でございます。それはまるでサッカー選手を夢見る小学生に四季報をぶん投げて現実を知らせようとするような人道から離れた行為なのです。これまでの人類の大発展を翻ってみますと、やはりどれも返報可能性が低いものに挑戦した結果だったのです。すなわち、泉ちゃんに対する私の燃える恋心は、イノベーションなのです。

【お悩み相談】恋愛がうまくいきません

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前略 こんにちは。突然のお便り失礼いたします。私は異性との交際が上手くいかないので非常に悩んでおります。女性と話すこと自体はそれほど苦手ではないのですが,いざ交際となるととたんに全てが嫌になってしまうのです。というのも,私は交際相手が,親友や親よりも近い存在になると思っているので,少しでも嫌なところを見つけてしまうと,すぐに自分の最近(サイチカ)王に値しないなと思ってしまうのです。こんな性格だから交際経験がとても乏しいです。もうすぐ干支が2周するというのに,結構モテる小6男子(12歳)に負けてしまいそうで怖いです。どうすればいいでしょうか。 

愛知県22歳/やらせたかし 

 

 

 

お便りありがとうございます。

やらせさんのお便りを拝見して,率直な感想としては「めっちゃ自分のことが好きなんやろうな~」ということでした。

 

まず悩みが「モテない」ということではなく,「交際が上手くいかない」と表現するところや,「女性と話すことは苦手ではない」と言及しているところに,オレは他の非モテ童貞野郎とは違うという自尊心を感じざるをえません。また,随所に見られるユーモアらしき表現からも,オレはやっぱオモロいな~と悦に入っている様子が手に取るように分かり,キモイです。

 

しかし,そういったウザイ部分を排除すると,やらせさんが主張することはある程度理が通っているような印象があります。

 

 

ここで,私個人の見解を述べさせていただくとするならば,「される」より「する」ということです。おそらく,今やらせさんは,自分の不完全さを補完してくれるような恋愛を求めているのではないでしょうか。つまり,オレはこんな面倒くさいとこあるけど,他の魅力を買ってオレを貰ってくれ!といった受け身のスタンスを貫いていらっしゃるのです。そういった姿勢は言葉に出さずとも,自然に相手に伝わるものですよ。

 

では,対照的に「する」のスタンスで積極的な姿勢を貫けばいいのかと言うと,そう単純な話ではないようです。無策のままで積極的になってしまうと,相手に迎合するだけのサービス行為になってしまいます。

 

ここで僭越ながら,私のクリスマスが異常に嫌いエピソードをさせていただきたいと思います。クリスマスと聞くと,恋人同士で過ごす聖夜というイメージがあると思いますが,こういった場所や時の力を借りて恋人の時間を演出するのって,プログラミングされているみたいでめちゃ虚しくないですか?と中学生の時から思っていました。今思うとめちゃくちゃうざいガキでしたね。しかし,そんなクソガキだった私もクリスマス前にある女の子から告白されたことがあります。相手は男子の中でもチラホラ人気があるくらいの女の子で,性格が悪い子役というあだ名がついていた当時の私にはもったいないぐらいの女の子でした。しかし,「場所や時の力を借りて恋人の時間を演出するのって,プログラミングされているみたいでメチャ虚しくないですか?」と思っていたので,せっかくのお誘いを断ってしまいました。結局,その娘はすぐに別の男の子に告白していたので,私の見立ては正しかったのかもしれませんが,この経験により,恋愛に対してますます斜に構える見方をするようになってしまいました。一方で,個人としてではなく,クリスマスに過ごす相手として見られるくらいなら,これでよかったとも思いました。

 

長くなってしまいましたが,要するに,積極的に自分の存在を隠して,役割として振る舞う必要はないということです。ここで,寺山修司氏の「家出のすすめ」という本の一節を紹介したいと思います。皇居前広場でキスをするカップルたちを揶揄した以下のような記載がありました。

 

しかし,恋愛とはつねに個人的なものであり,組織的なものではあり得ようはずはないものです。皇居前広場で群がっている恋人たちは,「あすこへ行くとキッスができる」,という場所への依頼感と「まわりの連中を見せると,自分の相手の女の子もその気になるから」という効用論から皇居前広場を選んでいる ~(中略)~ イージ・オーダーの場所ではなく,自分たちの独特のオーダーで,趣味や生活や,感受性にふさわしい場所を発見することこそ,恋のたのしみでなければならなかったのではないでしょうか。

 

寺山修司 「家出のすすめ」 角川文庫 p175-176 より)

 

つまり,皇居前(クリスマス)といった属性の恩恵を受けて,恋愛のままごとをするのではなく,自分のオリジナリティで恋愛をせよ,ということです。

 

交際が上手くいかなかったのは,恋愛自体を楽しみたいと思っている女性側のニーズと,恋人とオリジナルな人間関係を結びたいと思っていたやらせさんのニーズの乖離から生まれたものかもしれません。

 

勿論,そういったあなたの自身の理想を持ち続けることは大切ですが,あなたが1つ理想を持つなら,相手の理想も1つ聞き受けるのが道理でしょう。いや,1つどころではなく,常に自分の2倍許せるくらいの心意気が必要だと思います。今のあなたは,何も与えないくせに「される」ことを待っています。人間は放っておくと,「される」楽なモードに切りかえてしまいがちですが,自分は何も与えないまま「される」ことを待つのはオムツ替えができない赤ん坊と同じです。まずは,無理のない範囲で相手に与えることから始めましょう。自分の2倍与えられるようになって始めて,対等な関係が築けるのです。

 

 

 

 

キン●マは2つ。2倍がんばろう。

 

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