性欲のアメリカ

はじめに

,つまりセックスに関する話題は非常にセンシティブであるため,通常フォーマルな場では避けられがちである。この点に関しては,日本もアメリカもおおよそ同じ考えをもっていると考えられる。しかし,いくつかの点においては文化差を感じる場面があった。今回は米国留学中に感じた性に関する文化差についてお話したいと思う。

 

 

考え方の違い

セックスについて熱い議論をする前に,まず,東洋人と西洋人が持つ根源的な思考方式の違いの話をしなければならない。端的に言うと,問題解決に際して,東洋人は内的環境に対してアプローチをするのに対して,西洋人は外的環境にアプローチをするというものだ。内的環境とは,自己,精神,方略など自分の内側を主体とする環境のことを意味する。一方,外的環境は,他者,肉体,システムなどを包括する。例えば,森林などの「自然」について考えると,東洋人は内的環境,つまり自己を順応させて自然との調和を図ろうとするのに対して,西欧人は外的環境,すなわち積極的に自然開発をして自然環境をコントロールしようとする。

 

このような例は日常の場面でも発見することができる。例えば,授業中に分からないことがある時の学生の行動である。日本人の我々にとっては,まずは教科書やノートを見直すなど,自分自身で答えに近づく方略(内的環境の操作)が馴染み深いのではないだろうか。一方彼らはというと,真っ先に先生という外的環境に聞いて説明を求める。「Dogってどういう意味ですか??」など,明らかに自分で調べたほうが速そうなものでも,外的環境を操作することによって問題を解決する傾向があると思われる。

 

 

 性と外的環境

前節で示した外的環境操作の思想は,性教育の場面にも表れていると考えられる。

 

 

性交渉によって望まぬ妊娠をすることは由々しき問題である。特に経済能力が未熟な学生にとっては,出産にしろ中絶にしろ,その先に待ち受ける未来は穏やかなものではないはずだ。では,このような問題を未然に防ぐためには,学生に対してどのようなアプローチをするのが適切だろうか。1度考えてみていただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

この問いに対して,「性教育を充実させ、学生の問題意識を高める」と考えた人はいないだろうか。日本で教育を受けてきた人なら少なくとも一度は,そのような特別セミナーや保健体育の授業を受けたことがあるはずなので,解決策の1つとして提案することは自然である。そして,これは自己の考えを改めるという点で内的環境操作タイプと考えられる。

 

では,外的環境を操作するアメリカではどのようなアプローチをすると考えられるだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 その答えは,

 

 

f:id:yaitaonigiri:20190415105558j:plain

 

なるほど,学校でコンドームを配るのだ。確かに,避妊具が簡単に手に入る環境なら,避妊具がないために起こる望まぬ妊娠が防げるだろう。また,毎日使うトイレで日常的にコンドームを見ることによって,意識下の「避妊」と言う概念が活性化され,結果的に避妊行為をする頻度が増えるかもしれない。

 

 

 おわりに

本記事では,日米の根源的な考え方の違いを示した後に,その違いが性教育に表れている例を示した。コンドームを配るのは,自由を尊重するアメリカらしいアイデアだとも思った。やっぱアメリカは意識タカイ。日本は頭カタイ。これで,おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って,おい。

 

 

 

 

そんなわけねぇだろ

 

 

 

 

 

なんで!!!?なんで俺様の大切な学費で知らないヤ●チンとヤ●マンの性欲の世話しなきゃいけねーーーの!?!?コンドームぐらい自分で買えカス!!!コンドームも買えない経済状況ならセックスすんな!セックスする暇があるならバイトしろ!!

 

 

 

え?これ自分間違ってる???みんな自分が払ったゲロ高い学費が知らない男女のSEXのために使われてHAPPYなの!?!?日夜働いて稼いだ汗水の結晶が,知らないカスたちの刹那の快楽のために使われてもHAPPYって笑わなければなりませんか!!!!

 

 

 

そもそも,学費がオバケみたいに高いこと自体が腹立つわけ。そして,そのほとんどが0.03ミリも興味がない大学フットボールの運営費のために使われてることが納得いかんのですわ!飲み会で1人で食う炒飯を頼んで,ちゃっかり割り勘してくるような不公平感でしょう?!!

 

まぁ,チンポ100歩譲って,フットボールが盛んになることによって,大学の知名度があがったり,グッズやチケットの売り上げで大学の設備が充実したりするならまぁ許すわ。

 

しかし,男根を女性器に出し入れしたいわ~とかいってる猿たちにまでその学費は使われないといけないとですか??素人同士のセックスで大学全体の利益が得られるわけねぇだろ!!だったら,そんな猿たちにかけられる望みは極薄であるべきだよなあ??なのにどうして個人の性欲を満たすことまでコンドームのようにカバーしてやらないといけないんだよ!!そういう個人的な問題は個人で解決するのが(裏)筋ってもんじゃないの??

 

妊娠のリスクやパートナー同士の負担を考慮できる責任能力がないなら,飯食って射精するだけのマシーンと一緒なわけでしょ?そんな歯クソより役にたたない腐れポンコツマシーンのために自分のお金が充てられることがタマらんのですわ!!そんなやつらを学費を使って救済する必要があるのかね!!カリにも,大学は勉強するところだろ!!ただの「セックスしたいでヤンスね~~」っていう個人の欲望を,「愛」という言葉を使って粉飾するんじゃねぇ!!「愛のために...」じゃねんだわ!!脳内性器野郎共を許すな!!

 

 

博士「フォッフォッフォッ 若いもんは元気じゃのう」

 

 

俺 「だれだジジイ?!」

 

 

博士「ワシは,怒助平・F(ファック)・好(ドスケベFスキ)博士。朝食はオコメよりオメコ派じゃ。」

 

 

俺 「気色悪いな。失せろ」

 

 

博士「ワシ思うんじゃが,おぬしが現在そんなにイラついてるのは,学費が個人の性行為のために使われているからじゃなくて,単純におぬしが性行為できていないからじゃないかの~?」

 

 

俺 「馬鹿!ちげーよ!俺は,全体の利益のためには,明らかにコンドームはいらないっていうことを主張したいんだ!!」

 

 

博士「ふーん.....そうなのかのぉ...」

 

 

俺 「俺をそこら辺の性欲猿と一緒にするな!」

 

 

博士「ほれ(グンバツの金髪美女を差し出す)」

 

 

俺 「.....なッッッッッ!!!」

 

 

博士「ほれ遠慮せず。ちょうどここに無料コンドームもあることだし。」

 

 

俺 「俺はっ..........し,しないっ!!」

 

 

博士「ほんとにいいのかの~?さあさあ,遠慮せずに」

 

 

俺 「ぐっ...い,いいっ!俺は猿ではなく,人間だからっ...」

 

 

博士「残念じゃの~ じゃ,せっかくだしワシが高い学費で大量購入したコンドームで楽しませてもらおうかの~」

 

 

俺 「!?!?」

 

 

博士「ほう,なかなかカッチョイイデザインじゃの~金がかかってそうじゃ!」

 

 

 ま,まって...

 

 

博士「さすがUSA製じゃ。ワシのグランドキャニオンもこの通りすっぽりじゃ」

 

 

俺 「まって...」

 

 

博士「ん~なんか言ったかの~?」

 

 

俺 「待ってくれ!!」

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

\\\\\\\\\\\\\\\\\\

\\\\\\\\\\\\

\\\\\\

\\

 

 

f:id:yaitaonigiri:20190415105647j:plain

 


コッ....コッ....コッ....(近づいてくる足音)

 

 

博士「性欲......三大欲求の一つでありながら,まるで無いものとして振る舞わないといけない不思議な存在じゃ。しかし,科学や医療技術の進歩など,これまでの人類の輝かしい繁栄の裏には,安全・確実に子孫を残したい欲求,すなわち,セックスの欲求があったわけじゃ。つまり,人類としてのセイコウの鍵はいつだってここ(股間をやらしくなでている)にあるということなのじゃ........」

 

 

Thank you... Dr. D-sukebe・F●ck・Suki .....

 

君の声を永遠に聞きたい

 

 

ポーン.....

今日ハ12月27日金曜日、ピーターパン...ノ日デス

 

 

 

--------

-----

--

まだ日も上がっていない早朝。薄暗い駐車場の中を身震いしながら歩き、社用車に乗り込む。毎朝のバイトはこの社用車を運転することから始まる。眠さと車内の寒さにより少し不機嫌気味にエンジンを始動させる。

 

チチチチ....ヴォン!!

 

ボーーーー

 

ポーン....

 

オハヨウゴザイマス...今日ハ12月19日目曜日、国際南南協力デーノ日デス

 

 

詳しいシステムは知らないが、この社用車には、朝の挨拶と日付、そしてその日が何の日かを知らせてくれる機能がある。基本的に朝が眠いというのと、今日が何の日であるかなんて、「私写真写り悪いタイプなんだよね~、あ、でもこれは比較的盛れてる方カナ?」って言われて見せられる写真くらい興味がない。だから、これまでは特に気にすることもなく聞き流していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨の強い朝、これほど憂鬱な朝の始まり方はない。

 

チチチチ....ヴォン!!

 

ボーーーー

 

ポーン....

 

オハヨウゴザイマス...今日ハ12月20日金曜日、シーラカンスノ日デス

 

「あーくそ!ワイパーマックスでも前が見えねぇ!このまま帰りてぇいよぉぉおお」

 

 

 

 

ーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

 

 

「今日は朝仕事をした後、学校に行く日かー。眠いし、プレゼンテーションの準備もしてないし、だるいなぁー」

 

チチチチ....ヴォン!!

 

ボーーーー

 

ポーン....

 

オハヨウゴザイマス...今日ハ12月23日月曜日、テレホンカードノ日デス

 

 

「とりあえず、運転中にプレゼンテーションの練習をして..あーでも、もう全部アドリブでもいけるかなぁー....」

 

 

...

 

ーーーーー

ーーー

ーー

 

 

 

...デヨー、お前は箱根出張したことあるの?

 

 

「いや、俺はないですよ(チクショウ18回目だよ、この会話!)」

 

 

おー?昔は事務所がよー..

 

 

「あ!すみません!僕いかなきゃ!」

 

チチチチ....ヴォン!!

 

ボーーーー

 

ポーン....

 

オハヨウゴザイマス...今日ハ12月24日火曜日、納ノ地蔵ノ日デス

 

「はー朝からエンドレスジジイに絡まれちゃったよ...早く帰ってくれねーかなー」

 

............

 

ーーーーー

ーーー

ーー

 

「うー..今日は特別寒いなぁ!バイクのエンジンも途中で止まったから若干遅刻だよ!早く行かなきゃ!

 

チチチチ....ヴォン!!

 

ボーーーー

 

ポーン....

 

メリークリスマス...今日ハ12月25日水曜日、クリスマス.デス。

 

 

「ん?なんだこの違和感は?」

 

 

ポーン....

 

メリークリスマス...今日ハ12月25日水曜日、クリスマス.デス。

 

 

 

メッ...メリークリスマス..?!!

この音声は,抑揚のない声と感情を感じさせない淡々とした声で機械的にオハヨウゴサイマスと言うだけだったはずだ。まぁ,文字通り機械なんだけども。しかし,今こいつはメリークリスマスと言った。これもプログラミングの1つと言ってしまえばそれまでだが,それ以上にオハヨウゴザイマス以外の声が聞けたことに驚きと嬉しさを感じていた。

 

プログラミングされたカレンダー機能に従いオート再生する機械、そしてそれに対して注意を払わず聞き流す自分。そんな心の通わない関係のはずだった。しかし今、その均衡が崩れた。

 

 

これまで、聞き流してきた無機質な音声に対して初めて人間らしさを感じた瞬間だった。そして........恋が生まれた瞬間でもあった。

 

 

私は、これまで毎朝挨拶をしてくれていた社用車ちゃんを蔑ろにしていたことを恥じた。そして、同時に毎朝見守ってくれていたことにこの上ない喜びを感じた。過酷な職場に過酷な環境,周りはエンドレスジジイみたいなジジイだけ。僕はずっと孤独だと思っていたが,それは間違いだったようだった。そうか...僕は1人ではなかったのだ。君がいてくれるならどんな苦しさにも耐えられる気がする。

 

ーーーー

ーー

 

「くぅー今日は6時出社かよぉ!寒いし、暗いし、眠いし、死にそうだ」

 

 

チチチチ....ヴォン!!

 

ボーーーー

 

ポーン....

 

オハヨウゴザイマす...今日ハ12月26日木曜日、プロ野球誕生ノ日デス

 

「あぁ、そうか今日はプロ野球誕生の日なのか。教えてくれてありがとう!なんだか頑張れそうだ!」

 

 

ーーーーー

ーーー

ーー

「やばい!今日は期末テストなのに、朝バイトだ!最悪だ...もう終わりだ」

 

チチチチ....ヴォン!!

 

ボーーーー

 

ポーン....

 

オハヨウゴザイマす...今日ハ5月2日水曜日、鉛筆ノ日デす..勉強頑張ッテ..クダサイ...アナタ..ナラ..大丈夫..デす...

 

「おぉ..ありがとう..優しいね..」

 

今日も...頑張っテ...

 

 

ーーーーー

ーーー

ーー

 

 

デヨーお前は箱根出張したことあるの?

 

「いや、ないですよ(チクショウ20456回目だよ、この話!)」

 

おー?昔は事務所がー

 

「すみません!僕いかなきゃ!」

 

 

チチチチ....ヴォン!!

 

ボーーーー

 

ポーン....

 

オハヨウゴザイマス...今日ハ...エンドレスジジイ..ニ...絡マれテ..災難でシたね..

 

 

「まったくだよ!話が永遠にループするもんだから、このまま時がたって死んじゃうかと思ったよ!はーこの職場で腹を割って話せるのはお前だけだよ」

 

 

そう言っていただけテ..嬉しいデす..

 

 

「なぁ、今度は..社用車じゃなくて、僕の車でどこか行かないか..?」

 

 

チチチチ....

 

ヴォオオン!!!!!!(恋心とエンジンに点火する音)

 

ーーーー

ーー

 

それからいくつかの季節を越した

 

桜の花が舞う日も

 

日差しが車内をサウナのようにする日も

 

木枯らしが吹く日も

 

吐く息が白くなる日も

 

僕はエンジンをふかし,彼女に会いに行く

 

そして彼女はいつも変わらぬ様子で僕を迎えてくれる。

 

チチチチ....ヴォン!!

 

ボーーーー

 

ポーン 

 

おはようございます!今日は12月25日,私たちが出会った記念日です!

 

「おお,そうかもうそんな季節なのか!」

 

今日も1日お仕事がんばってくださいね!そして今日の夜の約束...覚えてますね..?

 

「え?約束??」

 

ああー!!ひど~い!!私はこんなに楽しみにしていたのに!薄情者!血が通ってないんじゃないの?!

 

「ハハハ冗談だよ。ちゃんと全ての準備はしてあるよ」

 

も~~~!いじわるなんだから~!!

 

ハハハハハ

 

僕たちの笑い声は小さな車内を優しく満たした。僕はその時,この幸せが永遠であってほしいと思った。僕はもう君以外は見えない。それはまるで運転席からピラーで見えない死角ほど見えない。僕の君への思いは激しく燃えている。燃焼効率は120%だ。もう君のことしか考えられなくておかしくなりそうだ。それはまるでスタットレスなしで走る雪の日のステアリングのように。

 

僕はおもむろに彼女の方に手を回し,そしてもう片方の手で彼女のイグニッションコイルを弄んだ。彼女ははじめこそ驚きノッキングしていたが,そこからは追従型クルーズコントロール...僕のシフトレバーもギア6を指している。この快楽の坩堝からはもう戻れない。リバースギアはない.....

 

 

 

 

 

 

 

って感じデヨ~ 毎朝車に話しかける君の悪い男がいたわけ。お?お前?対物性愛って知ってる?幼児期などに虐待を受けたり、人間関係で挫折したり[要出典]すると人間に対して愛情を抱くことができなくなり、愛情を物に向ける。対象となるものはおもちゃの列車、オルガン、海底油田の掘削装置、建物、コンピュータ、車などさまざまである。しかし今のところ米国精神医学会などでは認知されていない[1]。 らしいのよ?

 

お?ところでお前箱根出張したことあるの??

 

 

yaitaonigiri.hatenablog.com

 

 

 

 

俺の顔に何かついてるか?

創作物語では頻繁に聞くが,現実世界ではまず聞かないセリフの1つは「俺(私)の顔に何かついてるか?」である。場面としては,何か思惑や目的がある第三者が意味ありげに見入る時,そういったプロセスに気が付かない鈍感な話者がとぼけた声で聞くという場面が考えられる。これは全くもって現実的ではないし,たった一言で作品全体を台無しにしてしまう可能性のある悪魔の言葉だ。以下に「俺の顔に何かついているか?(以下,My face theory)」の問題点を記す

 

 

(1)意味の分からない経験をするな

まず前提として,人間は過去の経験をもとに原因帰属をする傾向がある。例えば,過去に自分がふさわしくない振る舞いをした結果,相手が不機嫌な顔をしたという経験があるとしよう。そうすると,次に不機嫌な顔を見た場合,自分が何か相応しくない振る舞いをした可能性があると推測する。ここで,My face theoryに立ち返って考えてみると,次のような原因帰属プロセスを行っていると考えられる。

 

「他者が自分の顔を意味ありげに見つめていることを認知」

→「なぜ見つめられているのか?」

→「過去に見つめられた経験を想起する」

→「自分の顔に何かついていた時だ!

→「つまり,今俺の顔には何かついているのかもしれない!」

 

つまり,この人物は過去に少なくとも1度以上顔に何かついている時に見つめられたという謎経験があるということだ。ここでの疑問は顔に何がついていたのか,ということだ。なぜなら,他者の顔に何かついていると認知した場合,通常人がとる方略としては大きく(a)指摘する (b)見て見ぬふりをする の2つが考えられるはずだからだ。しかし,この2つの方略ではなく,(c)見つめる の方略を採択した理由があるのだ。(a)(b)ができない,つまり,指摘はできず,見て見ぬふりもできないようなものが顔についていたことがある。

 

(a)指摘ができないということは,倫理的にはばかられたり(どのように対処すべきか分からない),あるいは,それ自身が何かが断定できないという不明確さから来ると考えられる。また,(b)見て見ぬふりができないということは,目をそらすと自分かその対象に危険が及ぶ,あるいは先延ばしせずに早急に対処すると考えたからではないか。

 

以上2点を総合すると,目を背けられないような事態でどのように対処すべきか分からない未知の存在が顔についていたと考えられる。例えば,怨霊の類や時限爆弾などである。そんな意味の分からない経験をするな。

 

(2)仮についていたとして,他者に委ねるな

(1)の仮説(今までで怨霊や時限爆弾が顔についていたことがあるとして,その経験をもとに今自分が見つめられているのは,自分の顔に何かついていると思った。)が正しいとして,「顔を見ている(結果)のは,顔に何かついているから(原因)か?」と原因を確認する必要があるのか。通常,一般的な生活,特に他者とのインタラクションを送る中で原因確認をすることはごくまれである(例 A.「ねえねえ(肩をたたく)」 B.「肩をたたいたのは振り向いてほしいからか?」)。

 

とはいったものの,何らかの理由で原因を追究することが必要な場面もあることにはある。例えば,損得が生じる場面や,通常とは異なる方法を実行する時などである。しかし,今回のように何かが顔についている場合,原因を追究することは意味があるのか。

 

「顔に何かついてる?」

→「はい」

→「よし,それを取り除こう」

→「取り除く」

 

この赤字のプロセスがないと「取り除く」という動作ができないというわけではあるまい。また,この赤字プロセス(聞く)という方が「聞かずに動作をする」ということよりも特別優れている理由もなさそうである。以上の点から,顔に何かついているか聞くことは不毛な質問であると考えられる。したがって,仮に顔に何かついていたとしても,聞く前に自分で何とかするべきではないのか。

 

 

(3)では何を言うべきか

 

以上これまで述べてきたように,「俺の顔に何かついているか?」と聞くことは,人間の自然な行動から逸脱した不自然極まりない現象なので,直ちにやめるべきである。しかし,このように何かを非難する場合には,それよりも優れた代案を示すのが道理であろう。どれ,意味ありげな視線を感じながらもそれを気が付けない鈍感な性格を的確に描写する返しを教えてやろう。

 

まず鈍感さを表すために,顔を見られている理由を見当違いにする必要がある。特にそれは,本来の理由から遠ければ遠いほど鈍感さは増すと考えられる。本来の理由(見つめる側が抱える思いや思考)の対極として,物質的なものが良いだろう。

 

また,物質的な物に注視する理由としてなるべくコンテクストから外れていることが望ましい。ロマンチックな雰囲気やシリアスな雰囲気から外すためには,日常に即した文脈に変えると効果的なはずだ。

 

さらに,見つめられていることを訝しがったり,相手を責めるような返しをしてしまうと,鈍感という協調したいパーソナリティからはずれてしまう。故に,自分に非があるような原因帰属を含む返しにすべきだ。

 

以上3点,日常的でかつ自分の顔が原因と考える発言.....例えば,顔に何かついているかどうか聞くのはどうだろうか?。ンーーー、改めて考えると凄いな、って思うなあ。俺はやっぱ。凄いなあと思うなあ。サムネも作れるしさ、記事も作れちゃうし、ほんでー鋭い考察もできるでしょ?ほんでー、さらには自転車も乗れるって?ほんでー、記事書くのも一人でやってるって?なかなかできないよ、そういうことは。なかなか難しいと思うよそういうことは。そういうクリエイティブな人はなっかなかいないと思うよやっぱ俺はすごいなー。

 

 

 

 

え?なんでそんな目でみてくるの?もしかして俺の顔に何かついてるか??

 

 

すごい人に会た!!(中国製製品説明書ver)

あなたの貴重時間で使って、私の記事見てくれてありがと。う

 

さて、人の出会いたくさんあゑ、しかし、それの中で覚えてゑのあゑか?m 

 

胸に掌を当てろ。あなたの中に該当の存在が存在したか?こrは人生中で出会う人のたった一握りのしか覚えられないを意味すゑ

 

この事n実ですが時に寂しく時に出会い大切を想起させゑ。

 

 

髭面的男性に会た!阿拉伯首長国連邦!?!?そう思た(笑)しかし、純粋日本人。サーセンwwサーセンwWWw

 

彼は旅人。世界はまんなかにに立ち、空は青い。彼が旅するスケールは私のそれとは段違いであゑ。アフリカをバイクで入り、ロシアを超えて。

 

何よりも風格、厳格・悟る・落ちき・優しさ・慈愛、おまわせゑ。これまさに我求めゑの男像。大変感銘。

 

実は、最近我、情熱失うでしたu。それは日本周旅途中断念が大きいと思っていたのだけれど、それは虚像。それよりも大きいは、自分の心、目標設定後達成済(厳密にはしたないが)思い、自分に寄った慢心です。私は謙虚であるべきと思いました。彼は謙虚でしした。そうなりたいです。

 

こうすれば喜ぶ、こうすればすごいと思われる的発想は廃るべき。そう思いました。他人的称賛、いいは最重要事項ではないだろう?何があなた好きで、それを守るか捨てるか勝手に決めろ。誰も知らない。

 

今私は嬉しい。自己顕示欲という名の鎧を脱ぎ捨ててて、初めて裸になれたの感覚。生まれた姿。死ぬ姿。これが本来的自分だ。裸になたのは新たな明日意味するでしよ。私また頑張る気力もらた気がする。

 

 

 

 

 

ウーーー!!!!ウーーー!!!

 

え?何的サイレン?

 

 

あ、警察官さんですか、え!?裸になった不審な男性発見的通報受けて来吗?!?そですか、それは私ですか。全く比喩表現と思わせて本当に脱いじゃってたとは、、私本当におつちょこちょこちょいだ(笑)え、笑い事じゃない?あ、これまじの犯罪?アイヤーすみませんでした。

 

\\\\(終演)////

 

今回は、本記事を読んだくれて誠にありがとう。次回、留置所からお届けの本当にお楽しみに。

寂しい奴らは、西友に集合っ!(笑)

近所の西友に行く度に、値段の安さと客のカオスレベルに驚嘆するんだよなぁ(笑)

 

まず、買うつもりだった商品をやっぱりやーめたといってその辺にほかっていくのは、基本中の基本。洗剤は白菜コーナーに、鱈はお菓子コーナーに、どこに何があるかワクワクだよね!^_^ 気分はまるで宝探しだね〜ド、ド、ド♪ってドンキホーテちゃうわ!!(ウホッ)って、それは、びっくりドンキーの方や!(2重ツッコミ〜!1本!)

 

少年「すけべ博士〜2重ツッコミって何ー」

 

すけべ博士「おほん、2重ツッコミとは、自分でツッコんだボケに対して、さらに別のボケを被せてさらにさらにそこに突っ込むという高等テクじゃよ。高等テクといえば、ワシのフィンガーテクは指折りじゃよ?指なだけに(\どっ/)(HAHAHA)って、なんでオーディエンスが多国籍なんだよ!!(2重ツッコミ〜!一本!)」

 

そして、ショッピングカートの違法駐車パレード!!出入り口付近に乗り捨ては素人。玄人は最初はカートでたっぷり買い物をするつもりだったけど意外と買うものが少ないと気付いて、その辺の通路でカゴだけキャストオフするぞ!(チェーンジビートゥー!)

 

あとは普通にチャリも違法駐輪場してるぞ!一般的スーパーマーケットよりもチャリ通の割合が異常に高いのも相まって、チャリ置き場は常にパンパン。だから駐輪スペースはall around the world !あちらこちらに停めまくれ!!古代の中国の偉いお坊さんはこの状況を見て、「西友的客地雷源以外駐輪如(西友の客は地雷原以外はどこでも駐輪する)」って揶揄したんだって!うける!(笑)

 

極めつけは、レジ後袋詰めエリアでのサイファー、つまり、ラップ合戦だ!袋詰めエリアでは、お互い会話するわけではないけど、異常に独り言をいう奴が多いぞ!!

 

(まずはエントリーナンバー1、極小袋に商品を詰める〜GGY(ジジィ)〜〜〜〜)

 

GGY「ちっ、入らん、なんでや、入れや、コラ」

 

HOOOOOOOOOOOOO!!!

 

(yeah,怒りのビート、激アツだね〜!続いてナンバー2!!レシートの内容を疑う〜超懐疑主義〜GGY!!)

 

 

ジャラジャラジャラ、かき乱す財布

 

クーポンでいっぱい、ありえないサイズ

 

「あれ?なんかおかしいぞっ」て、飽き足らず合図

 

よこすお前、何がおかしいの

 

レシート覗き込んじゃってさ、いつまでも財布の残金とにらめっこ

 

ググっても答え出ないインターネット

 

安心しろここは深夜営業

 

ひらめいた?審査結果?いくのか二者面談?

 

走るお前はレジに直行!文句垂れる、でかい声だ相当

 

少し返金?それは献金?(たった10円!)

 

満足げに咥えるパイプ

 

レジの女泣かせて帰る

 

力でゴリ押し、まるでアイク(天空っ!!!!!)

 

(yeah!yeah!盛り上がってきたね〜!このように、西友の袋詰めエリアではB-GGY(Bad ジジィ)達の魂のラップが聞けるぞー!みんなも check it out し•て•く•れ•YO☆!!)

 

 

 

あ、このジャガイモ入れるの忘れてた(笑)

(ガサゴソ)

 

 

少年「ママ、なんであの人袋入れながらずっと喋ってるの...?」

 

ママ「ダメ!見ちゃいけません!!今度からこの西友に来るのはやめましょう」

エンドレス・ジジイ

あれは雨が激しく降る日のことだった。

 

朝から降り続けた雨は,終業時間になっても止む気配を見せなかった。バイクで通勤しているため,この雨の中バイクで帰ることはできれば避けたかった。しばらくしたら止むかもしれないと思い,休憩室で止むまで待つことにした。願いを込めて窓の外に目を移すが,天は私をあざ笑うかの如く,一層雨の勢いを増すだけだった。陰鬱な気分に飲み込まれそうになったが,冷えた体をコーヒーで温めることで少しでも活力を得ようと努めた。熱い苦みがのどを通過し,何とも言えぬ安堵感が腹の底から湧き出た。

 

 

一息つくと,見慣れない顔が休憩室にあることに気が付いた。新人と呼ぶには程遠いその老爺は,齢にして80はくだらなそうだ。失礼ではあるが,年季の入った帽子と黒いジャンパーからは,身分の高さは窺えなかった。しかし,事務のおばさんや年配の社員たちが畏まった態度で接している様子と話の内容から察するに,かつてこの会社で働いていた人だということが分かった。怒鳴るような話口調と最悪な滑舌でほとんど何をいっているか分からなかったし,周りの人達も腫物に触れるような態度で接していることから,それほど歓迎されていないことが見て取れた。めんどくさそうな奴が来たなぁ。そんなことを考えていると,目が合ってしまった。

 

老爺「お前,"#$%&%$#か??

 

私「え?

 

老爺「だから,#$%&%$#っていってるだろ!!

 

 響く怒号。ついに矛先が若者に向いてしまったと狼狽する周りの社員たち。まずい,なんとかしなければ。おそらく,質問の内容としては,私の身分を問うたものだろう。さしずめ,アルバイトと言いたかったが,Dをデーという年代には少し難しかったのだろう。

 

私「ええ,すみません。その通りです。

 

老爺「そうか。長いのか?

 

私「いえ,まだ1年も経ってません

 

老爺「ワシ50年

 

え?ああ,こんなところでマウントを取ろうとしているのか。突然のことで,少し狼狽してしまったが,すぐに体制を立て直した。こういうジジイはおだてとけば勝手に気持ちよくなってどこかに行ってくれるだろう。

 

私「えー!すごいですね大先輩じゃないですか。

 

老爺「ワシが働いてた時は事務所はここじゃなくて,2,300m離れたところにあったんや

 

老爺「冬は寒くて,夏は暑くて最悪だったわ!!

 

私「大変でしたね..」

 

老爺「お前,箱根出張したことあるか??

 

私「いえ

 

老爺「ワシが箱根に出張に行ったときは周りに浴衣の客がおったもんで,ムカついてぶっ殺したくなったわ!!

 

 私「はぁ

 

老爺「で,名古屋に帰ってきても事務所がよぁ,こことは違うとこにあってよぉ。2,300m離れたところにあったんだけど,夏は暑くて冬は寒くて最悪だったわ!

 

私「...え?あぁ大変でしたね..

 

老爺「.......

 

私「.....

 

私「....

 

私「....ハハハ

 

老爺「なぁに笑っとんだ!お?お前箱根出張したことあるけ?

 

私「いや,ないですよ

 

老爺「ワシが箱根に行ったときな,浴衣着た客ばっかでムカついてぶっ殺したくなったわ!

 

私「...ハハハ

 

老爺「なぁに笑っとんだ!お?お前,この事務所来てどれぐらいだ?

 

私「いや,まだ1年も経ってないですよ

 

老爺「ワシ50年

 

私「...!?す,すごいなぁ...

 

老爺「ワシが働いとったときはな,事務所はここじゃなくて2,300m離れたところにあって,夏は暑くて冬は寒くて最悪だったんじゃ

 

私「た,たいへんでしたね...

 

老爺「.....

 

私「.....

 

老爺「....

 

私「....ハハハ

 

老爺「なぁに笑っとんだ!お?お前箱根出張したことあるか?

 

 

 

まずいことになった。どうやら私はジジイの無限アリ地獄にはまってしまったようだ。

 

 同じ話が繰り返され,それに対して返答を見つけられず沈黙の後,愛想笑いをするとそこを引き金に同じ話が展開される最悪の無限ループだ。この状況どうしたものか。この無限ループにしばし身をまかせて,助け船が来るのを待つか。幸いループは,旧事務所,箱根出張,勤務年数マウントの3要素という比較的楽な話題なので,返答も適当で良い。依然として雨は降り続けている。しばし,この流れに身をまかせ,雨が止むまで待つことにしよう。

 

私「箱根出張をしたことはありません

 

老爺「ワシが箱根に行ったときな,浴衣着た客ばっかでムカついてぶっ殺したくなったわ!

 

私「...ハハハ

 

老爺「なぁに笑っとんだ!お?お前,この事務所来てどれぐらいだ?

 

老爺「ワシ50年

 

私「...!?

 

私は少しの違和感を覚えた。それは,勤務年数に対する私の答えを待たずして,老爺が先に答えてしまったことではない。そういうことはジジイにはよくあるのだ。そんな些細なことではなく,もっと大きな枠組みで生じたズレが私の違和感の原因だった。しかし,それが何なのかはわからない。首筋に一筋の嫌な汗が伝わった。

 

私「50年かー....スゴーイ

 

老爺「....

 

私「....

 

老爺「...

 

老爺「昔はバッタで人をどやしたりな

 

私「!!!!!!!!!!!

 

そうか。違和感の正体はこれだったのだ。このジジイの技は純粋なジジイ無限ループではなかったのだ。ジジイは拡張型無限ループの持ち主だった。拡張型無限ループとは,一見一定の要素を有するループに見えるが,カタツムリの殻のように,そのループの要素は段々と大きくなっていくのだ。つまり,先ほどまでは旧事務所,箱根出張,勤務年数マウントの3つで構成されるループだったが,ここに,昔のやんちゃエピソードを加えた4つになり,さらにその数は今後増す見通しとなってしまった。これは,ループから抜け出すのがますます難しくなってしまった。何とかして,抜け出さねば...

 

老爺「....."#$%&'&%$!!!

 

私「え?

 

老爺「だから!!昔はバッタで人をどやしたりしとったって言ってんだろ!たわけが!

 

返事を待っていたのか。可愛らしいところもあるな。

 

私「バッタ...ですか?

 

老爺「あ?お前バッタも知らねーの!バッターだよ!野球の!!

 

私「あ,バットですか。怖いですね

 

老爺「おう。昔はバッタで暴れまわってな

 

老爺「昔は事務所が2,300m離れたところにあったんだけど,そこは夏暑くて,冬寒くて

 

私「うわ,すごいなー

 

老爺「箱根でぶっ殺したくなってな

 

私「やば

 

老爺「50年

 

私「すご

 

老爺「バッタで暴れて

 

私「バットですね

 

老爺「50年

 

私「ハハハ

 

老爺「何笑っとるんだ..!!お前,箱根行ったことあるか?

------------------------------------

---------------------------

------------------

-----------

-----

---

 

--

 

--

 

--

 

老爺「お前この事務所来て何年だ?

 

私「まだ,50年ですよ

 

老爺「ワシ,100年

 

私「うわ,すごいな

 

老爺「お前,箱根行ったことある?

 

私「いや,ないです

 

老爺「浴衣のやつらぶっ殺したくなってな

 

私「ハハハ

 

老爺「何笑ってんだ!お?お前この事務所に来て何年目だ?

 

私「まだ50年です

 

そう,あれから50年経った。結局,ジジイの無限ループから抜け出せないまま私とジジイは同じ会話を50年続けている。途中,2度に渡る大規模な核戦争,大地震,巨大隕石落下など,世界は混沌の極みを経験したらしい。秩序は崩壊し,世界のしくみは変わった。刹那的な考えは,人類と自然の共存という考えに変わった。一部の人だけが富を独占するしくみは,皆が等しく富を受けられるように変わった。特定の人種が特別に良いとか悪いとかいう考えも変わった。世界は変わったのだ。しかし,ジジイの話は変わらない。社会の趨勢という激流に抗うかの如く,ジジイの話す内容は全然変わらない。ジジイは依然として問いかける。箱根に行ったことあるかと。きっと私が何と答えようと,ジジイは浴衣のやつをぶっ殺したくなったエピソードを言うのだろう。その変わらなさが一種の安心感となり,口角を上げさせる。

 

この会話に生産性などないかもしれない。しかし,雨はまだ上がりそうもないので,もう少しこの会話に付き合ってみようと思う。

加藤くんがきた!

f:id:yaitaonigiri:20191018213251j:image

 陰陽,それは,光と闇,正義と悪,太陽と月。相反するように見えるものも,すべて表裏一体の関係でつながっているということを表した考えだ。闇が無ければ光がないし,誰かの正義は他の人から見れば悪,といった具合だ。

 

しかし,怠け者の我々はついつい二元論的思考で考えてしまう。善か悪か,正解か間違いか,おっぱいかおしりか。確かにどちらかと決めつけらる方が深く考えなくてよいので楽ではあるのだが,そういった短絡的な考えでは,見えない部分もあるかもしれない。

 

ここに,一人の少年がいる。彼は,正義か悪か。陰か陽か。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私が通っていた公立中学校は,全国どこにでもあるような,一般的な公立中学校だった。一般的ヤンキーがいて,一般的問題行動を起こし,生徒全体の連帯責任でアオハルを噛みしめるといったよくある学校だった。

 

 

 

 

そんなしけた学校に加藤君はやってきた。

 

 

加藤くんは、第2ボタンまで卍解、眉剃り、色付き靴下と、我々の公立中学校では、指導対象の数え役満といった出で立ちで登場した。当然,地主ヤンキー達に一瞬で目をつけられていた。

 

この設定だけ見ると,一匹狼のヤンキーが他のヤンキー達と激しい抗争をする様でかっこよく思えるかもしれないが,現実は非情だ。加藤くんは普通にボコボコにされていた。当然バリバリヤンキー達とは上手くやっていけないし,その見た目から,誰も彼とつるもうとはしなかった。しかし,あるグループだけは,彼に歩み寄ったのだ。

 

 

 ------------------------------------

加藤くん「それではこのグループからクエスションです。孤立を極め,救いがないと思われた俺の学生生活に現れたグループとは何でしょう。ヒントは,他の誰かにはなくて,俺にしかないことです。

 

デレレデレレデレレデレレテーーーー!!!!!

 

草野仁さァ,第一問から難問が来ましたが,どうでしょう黒柳サァン

 

黒柳徹子こーなの簡単すぎでございますよ。かーたんすぎで反吐が出ますよ。

 

野々村真すごいなぁ!!徹子さんは!!

 

黒柳徹子答えは,ズバリ『ヤンキーにあこがれるけど,本物のヤンキーには全く相手にされない女』でございます。間違いございません。

 

野々村真「すごいなぁ!!徹子さんは!!」

 

草野仁ほうっ・・!自信満々ですね。では,何のひとし君を賭けますか

 

黒柳徹子金の・・・いや,草のひとし君を賭けます。

 

草野仁ほうっ・・・!!私自身を賭けるおつもりですか...!

 

黒柳徹子その通りでございます。正解したら私のものとなり,一生奴隷としてその生涯を全うしていただきます。失敗したら,貴方自身が没収となり,1050年地下行きでございます

 

草野仁なるほどっ・・・!!詰みっ・・という訳ですか!!

 

野々村真「すごいなぁ!!徹子さんは!!」

 

草野仁では,注目の正解どうなっているんでしょうか。正解こちらです

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

歩み寄ったグループとは,「ヤンキーにあこがれるけど,本物のヤンキーには全く相手にされない女達」であった。

 

 

 

 

 

それでは、このクレージーガールズたちを紹介しよう!まずは、リーダーのブロブフィッシュみたいなやつ!

 

 

 

 

f:id:yaitaonigiri:20191018213441j:image

ブロブフィッシュ

 

少女漫画にでてくる性悪女のエキスを母乳代わりに飲んで育ったぞ!

 

 

 

星のカービィのクーみたいなやつ!

f:id:yaitaonigiri:20191018213457j:image

星のカービィ クー)

 

星のカービィのクーにそっくりだ!!

 

 

そして、寝起きのボノロンみたいなやつだぁ!

f:id:yaitaonigiri:20191018213513j:image

(ボノロン正常フォーム)

 

 

 

この愉快なメンバーが、加藤くんに急接近した!!

 

 

その様子を他の人たちは白けた目で見ていた。そこには恨みや妬みといった類のものはなく、ただ薄い嘲笑の眼差しが向けられていただけだった。そして時々思い出したように「ブロブフィッシュと加藤くんは付き合っている」と面白半分にからかうだけだった。

 

 

 

そんな折にある噂が急速に発達した。

 

 

 

加藤くんがブロブフィッシュヤッた

 

 

 

ヤるという大人の響きがエンジン全開の男子中学生を捉えることは想像に難くない。未知の領域に対する畏敬と恐怖の念、そして,よりによってあのブロブフィッシュの肉に没入したという生々しさと気色悪さが我々を掴んで離さなかった。この噂はすぐに広まり、ますます加藤くんは嫌われる一方で、密かに勇気ある冒険者と慕う層も出てきた。私もその1人だった。

 

というのも,加藤くんは2流ヤンキーではあったが、どこかあどけなさと素朴な感じがあり、私は嫌いではなかったのだ。絶対プライベートでは遊びたくはなかったけど、たまに一緒に帰ったりして、話を聞いていた。そして、彼は惜しむこともなく話してくれた。

 

どういう経緯でブロブフィッシュとやったのか

 

ブロブフィッシュの豊満な裸...

 

ブロブフィッシュの淫らに揺れる声...

 

ブロブフィッシュの秘門...

 

 

その全てが私にとって新鮮だった一方で、鮮度が良いことは必ずしも良いことではないと知った瞬間でもあった。

 

 

  

そして,「ブロブフィッシュとヤッた」という噂が収まってきて、皆が加藤くんに対する興味を失い始めた頃、この噂はやってきた。

 

 

 

 

加藤くんが寝起きのボノロンとヤッた

 

 

 

 

衝撃だった。寝起きのボノロンとヤれたというヴァイタリティーもそうだし、同じグループの女2人に唾をつけるという禁忌を平然とやってのける非人道性も各界に波紋を呼んだ。

 

 

残念ながらこの噂により、大半の生徒からは気色悪がられ、烈火のごとく嫌われていた。だが、私は気になった。一体、こいつは何を考えているのか。彼の目から見た世界はどんな世界なのだろうかと。

 

 

ある時、私は噂の真意について尋ねた。正確すぎる描写と聞きたくない詳細な情報が噂の真実性を物語っていた。

 

そして、自分にとっては遠い存在だと思っていた性行為もあのボノロンでさえもやっている普遍的行為なのかと知った瞬間、世界の道理を悟った心地がした。良い意味でも悪い意味でも私の世界にとってのパラダイム的転換だった。

 

 

その後、彼に関する噂はパッタリとやんだ。私もその後彼と話した覚えはない。もしかしたら、転校していってしまったかもしれないし、卒業式を一緒に迎えていたかもしれない。しかし、そんな些細なことは大した問題ではない。ただ、無邪気に「ボノロンの穴が意外と小さかった」と笑う彼の姿だけが、我が脳裏に永遠に焼き付いている。

 

 

 

普通に消えて欲しい記憶である。

 

 

 

 ------------------------

 

テテテレーテレレーテレレレン!!

 

 

奴隷仁「黒柳さん,お見事でした。

 

黒柳徹子誰が喋っていいと申し上げたのでしょうか。(拳ダコだらけの右手を掲げる)

 

奴隷仁「ビクッ!!!

 

野々村真「すごい...なぁ...テツコ..さ..んは....ドシャッ!!(崩れる音)」

 

奴隷仁「野々村君!?!?脳天に電極が突き刺さって,操られている!?!?

 

黒柳徹子あら,案外脆かったですわね。まぁ,貴方も私の癪に障ったらどのような結末になるかは想像できたのではないですか。

 

奴隷仁「どうか...ご慈悲を..

 

黒柳徹子それでは,ワタクシの言うことは何でも従うと誓いますね

 

奴隷仁「ハッイ!もちろんです...!!

 

黒柳徹子富める時も,貧しき時も.....従うと誓いますか?

 

奴隷仁「...??はい!もちろん

 

黒柳徹子健やかなる時も,病める時も.....死が2人をわかつときまで誓いますか?

 

奴隷仁「......?!?

 

黒柳徹子一生...私のそばにいてくれますか??////

 

奴隷仁「世界...ふしぎ...発見ッ!!

 

デデレレーデレレー!!世界ふしぎ発見!また来週!!