旅に出た Part 8 帯広編Part2
前回
24日目(8月17日)
帯広5日目
ヘルメットを買うために再び札幌に行くことにした。
片道3時間30分かけて、札幌に行った。
途中霧がすごすぎて寒さに震えた。
ヘルメットについてはライダーハウスの人に様々なアドバイスを受けて、最低でも3万円くらいのやつにした方がいいと言われた。なので、私の予算は頑張っても4万円かなと思っていた。
ふと店を見ると1人のヘルメットと目があった。
そのダースベイダーみたいなフォルムに一目惚れして、買ってしまった。
5万5000円...
予算オーバー、ゥチのバカバカ
しかも、ここで変なこだわりを見せ、どうしてもこの色じゃなきゃ嫌だとゴネる。在庫がないので、取り寄せになるが到着するのは10日後らしい。私は、それでもいいと言い手ぶらで帰った。
ヘルメット着用して帰れよ、ゥチのバカバカ
また、ジャケットについては、とりあえず今の君の装備(Tシャツかペラペラのウィンドブレーカー)以外ならなんでもいいから、安いの買いなとアドバイスされた。
しかし、ここでも無駄なこだわりを見せる
中古ショップの壁に掛けられたラッキーストライクのライダースジャケット。
そのフォルムがかっこよすぎた。
試着してみると、なるほど私を待っていたのかと思えるほどピッタリFIT、これしかない。
1万6000円....
予算オーバー、ゥチのバカバカ
というわけで、一気に7万円もの負債を抱えてしまった。働かなければ、生き残れないっ!!
帰りしなに可愛いパン屋を見つけた。
オススメされた塩パンは非常に美味しかった。パンを味わいながら、ヤバイ買い物をしてしまったと震えた。明日から頑張って働こう....
25日目(8月18日)
帯広6日目
今日は、バイトの面接があるとのことだった。身なりを整え、ソワソワとして待ってると、面接をしてくれる人が来た。2階から迎えに行こうとすると、階段を登るところだった。すると、階段を登りながら「いつからやるー?笑笑」と面接が階段で始まった。というか面接ですらなかった。階段を登りきった時には、もう話はほぼ終わり、明日から働くことになった。
その後、時間があったので、晩成温泉に行くことにした。
晩成温泉の晩成は大樹(たいき)町にあることから、大器晩成と名付けられたらしいが詳しいことは知らない。
ヨード(ヨウ素)というだけあって、独特な香りと色味があったが、非常に良い湯だった。
太平洋に面しているので、海を見渡せるのも非常にポイントが高かった。
海を眺めていると、隣のおじさんと仲良くなり、ご飯を奢ってもらえた。
さらにシュークリームまでくれて涙
旅が始まってから色々なおじさんに助けられている。これまで出会ってきた、おじさんs、マジでありがとな!卍 マイメンだぜ卍!
晩成温泉から帰ってきたこの日の夜。ライダーハウスで酔っているおっさんがいた。彼はかなり酔っているように見えて、私に絡んできた。彼は3時くらいにライダーハウスに着いたらしいが、そこから延々とライダーハウスに住み着いているヤバい奴に絡まれていたらしい。そのせいでライダーハウスはヤバい奴の温床というイメージが形成されていたが、私みたいなヤバくない奴もいて安心したと言ってくれた。ウェイピーポ!ヤバくないやつって言われてうれピー!ペロペロピー!!!wwwwコマネチッ!コマネチッ!
とにかく、彼は相当嬉しかったらしく、私ともう1人の居合わせたヤバくない人を誘って寿司に連れて行ってくれた。タクシーを呼び寄せ、100円じゃない回転寿司につくやいなや
「大将!ウニ6皿、カニ6皿!大トロ6皿!早くもってこいっ!!」
と高級ネタを連発しまくった。
ちなみに後で聞いたら6皿と6貫は間違えて認識していたらしい。かわいいね。
久しぶりに山から降りてきた山賊みたいな豪快な注文をしたので、テーブルの上には高級ネタがズラリと咲いた。
テーブルにあるガリがお寿司というもので、レーンに回っているのは悪魔だから見てははいけないと育てられた私にとって、今回がはじめてのお寿司だった。お寿司ってこっちのことだったのか。
名前も知らない酔ったおじさんありがとうっ...!