おしりをやけどした話

❇︎タイトルは下品ですが、下ネタはないので安心して読んでください。お子さんの前でも朗読できます。

 

 

私は幸運なことに(こううんって逆から読んだら「うんこ」っぽいよね!)これまで入院を伴うような大きな怪我や病気をしたことがない。しかし、火傷の回数だけは他の人よりも多い印象がある。

 

例えば、記憶の中で最も古い火傷に背中全焼事件がある。6歳くらいの冬、お風から上がった私は寒い寒いと言いながら全裸でストーブの前まで走った。(全裸(ぜんら)とはおちんちん丸出しの状態のことである)

 

極寒の脱衣所を抜け,ストーブの暖かさに安心した私は、そのままストーブに背中を預け・・・・・ジュゥ・・・・

 

これが私の火傷人生の始まりである。ここから,やかん顔面強打事件,油ダイブ&エレファントレッグ事件,多部未華子事件など,話のネタにもならないささやかな火傷事件を連発してきた。そんな中で特別な存在となったのが今回のおしりやけど事件である。

 

そもそもおしりという部位は,変態以外は常に遮蔽しているため,その部分だけが火傷するという状況考えにくい。しかし,私のおしりは確かに,しかし,ズップリと焼けたのである。以下に詳しい経緯を記す。

 

お尻を火傷したのは,2年前のことであった。当時一人暮らしをしていた私はガス代が高額であることに憤りを感じていた。そこで,ガスを一切使わないという暴挙に出た。具体的には,シャワーのお湯の代わりに水シャワーで耐えることにしたのである。

 

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実際この試み自体は成功した(上記画像参照)のだが,水シャワーを達成するには少しテクニックが必要だった。それは,冷たいシャワーを浴びる前に限界まで体を火照らす(それはまるで欲望の獣と化した昼下がりの団地妻のように)ことである。私はランニングをして体を温めてから,水シャワーを浴びるという方略をとった。こうすると,水シャワーは浴びることができるが,体温が急激に下がるため自律神経がバグるという代償があった。これにより,シャワーの後,なぜか汗が出るほど暑さを感じてしまうのである。しかし,背(おしりがついている方の面のこと)に腹(おしりがついていない方の面のこと)は変えられないので,私はこの方略を続けた。

 

その日,いつものように水シャワーを浴び,自律神経がバグった状態で料理をしていた。いかんせん自律神経がバグっているので,シャワーの後はしばらく全裸(全裸(ぜんら)とはおちんちんが丸出しの状態のことである)で調理をしていた。ちなみに,普段は全然全裸ではないのでそこだけは念頭に置いていただきたい。

 

炊き上がった米を冷ますためにジャーから取り出し,野菜を切り終わった後,揚げ物をすることにした。ここで,私のIQが覚醒した。

 

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私は至極賢明であった。このまま全裸(全裸(ぜんら)とはおちんちんが丸出しの状態のことである)で調理をするとはねた油がおしりとかに当たって火傷してしまうかもしれないと思ったのである。

 

そこで,私はおしりとかを火傷しないために服を着ることにした。キッチンに背(おしりがついている方の面のこと)を向け,床に落ちている服を拾い上げようと屈んだ。

 

その刹那、おしりにとんでもない熱さを感じた。

 

なにが起きたのだっ・・・!?!私はIQを覚醒させ,ここまでの出来事を一瞬で振り返った。

 

 

シューーン

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シュン シューーン

 

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!!!!!

 

 

 

 

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そう,お米を冷まそうと,アッツアッツの米窯を置いていたことが仇となってしまったのだ。プリーズという願いも虚しく,プリンみたいにプリプリでプリティーなお尻は米窯にプリっと接着し,火傷してしまったのである。いつだって危険は音もなく静かに忍び寄るのだ,さながらプリウスのように・・・・・・

 

 

 

これが今回の事件の臀部(でんぶ)いや,全部である。このようなケツ末に至ってしまったのは,私の落ち着きのない性格が原因かもしれない。常に尻に火が付いたように慌ただしく動き回っているせいで,リスク管理も疎かになってしまったのだ。昨日よりも今日,明日(ass)よりも今日。常に目の前の瞬間に集中することが,こういった悲惨な事故を未然に防ぐことにつながるのだ。こういった人生の教訓はアレクサもSiriも教えてくれない。自らの経験でしかシリようがないのだ。